セブンは塩味を効かせ、ローソンはバランス重視の味付けに

 セブン-イレブンとローソンのハンバーグ弁当を、味香り戦略研究所の味覚センサーで分析した。その結果は棒グラフの通り。今回の分析は、ハンバーグ弁当の主役はやはりハンバーグということで、「ハンバーグ+ソース」だけで行った。ご飯や付け合わせの味覚は含まれていない。

■ハンバーグの味覚分析結果
ローソンはバランス型で食べやすく、セブン-イレブンは塩味で肉の旨味を引き出している

 2商品とも棒グラフの長さはほとんど同じだが、各味覚の数値に違いが見られる。セブン-イレブンは特に塩味の数値がローソンよりも高い。この味覚分析の結果について、同研究所の味覚参謀(フェロー)である菅慎太郎氏は、「塩味を利かせたソースが肉の旨味をしっかり引き出し、ハンバーグの肉感を全面に打ち出している」と分析。

 一方、各味覚の数値にそれほどバラつきがないローソンについては、「バランス型の設計で食べやすい味付け」(菅氏)と分析した。「しっかりとした塩味と肉の旨味がありつつも、ソースの酸味がしつこさを抑えている」と菅氏は解説する。

 では、味の印象に大きく影響する旨味と塩味のバランスについて、下図でさらに詳しく見てみよう。

■ハンバーグの旨味と塩味の関係
セブン-イレブンは、肉の旨味を生かすために塩味を利かせているのが分かる。一方のローソンは、バランスを重視してセブン-イレブンほど塩味を利かせていない

 セブン-イレブンはローソンに比べると旨味も塩味も強く、全体的にしっかりしとした味付けであることが鮮明になったはず。ローソンも決して味が薄いわけではないが、セブン-イレブンに比べるとマイルドな味わいになっているようだ。そしてグラフから、2商品とも旨味と塩味のバランスが非常にいいこともわかった。味の強弱はあるにせよ、どちらも肉の旨味を引き立たせるソースを使っているものと思われる。

 これらの結果を頭に入れて、次ページからのプロの審査員による試食をチェックしてほしい。審査員たちの感想、この味覚分析による味の傾向から、自分の好みに合ったハンバーグ弁当を選んでほしい。