どれがいいのか?
今回取り上げたハイエンドSIMフリースマホの総合評価をしよう。
性能と音楽用途に着目すると、Mate 9が一番のおすすめだ。他の2機種と比べても圧倒的にスペックが高く、高パフォーマンスが期待できる。これなら、長く使い続けられるだろう。
さらに一眼レフに匹敵する自然なぼけを表現できるカメラ機能も評価したい。これまで写真を撮るためにカメラを持ち歩いていた人でも、Mate 9があればこれ一台で済ませることもできるだろう。
一方、映像や音楽といったエンタメ用途を重視するのであれば、ZenFone 3 Ultraがおすすめ。大画面で動画が見やすいだけでなく、バーチャルサラウンド機能を備えているため、立体的なサウンドが楽しめる点も評価できる。
性能面では3位だが、KIWAMI2との差はそれほど大きくない。そのため付加価値の高さを評価し、次点とした。ただし、サイズが大きいため、持ち歩くにはかばんなどが必要になるだろう。
他2機種と比べると、KIWAMI2はノーマルな端末。カメラ機能やサウンド機能などは使っていて不満はないし、パフォーマンスも悪くはない。ただし、他2機種と比べると、付加価値が少なく物足りない印象だった。ハイエンド機種として、もう少し踏み込んだ機能追加やチャレンジが欲しかったと筆者は考えている。
(文/秋葉けんた)
[日経トレンディネット 2017年4月18日付の記事を転載]
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