ロボットを追跡する全天球カメラを使ってインターネット中継を実施

 前回のグランドキャニオン登頂の際、100mも登ると地上から肉眼でロボットの様子を確認できなくなったことを踏まえ、今回はロボットを追いかけるように追跡する中継システムを用意し、装着した全天球カメラでロボットの様子をインターネット経由で閲覧できるようにした。通常の全天球動画と同様に、視聴者がマウス操作で表示する領域を自由に変更できる。

今回登頂するノルウェーのフィヨルドは、東京スカイツリーをはるかに上回る1000mほどの高さがある。登り始めて100mほどで、地上からは肉眼で視認できなくなる
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登頂の様子を中継するためのシステム。エボルタNEOくんの動きに合わせてスルスルとロープを登っていき、先端に搭載された全天球カメラ(リコーの「THETA S」とみられる)でエボルタNEOくんの様子をキャッチして中継する
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長いアームの先端に全天球カメラを搭載した中継システム。カメラがエボルタNEOくんをアップで撮影できるよう工夫している
ニコニコ生放送で中継している様子。視聴者がマウス操作で自由に視点を変えられるのが面白い
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 エボルタNEOくんの登る速度は毎分1.26mほどに設計されている。今回は登頂距離が1000mと長いため、登頂には13時間以上を要するとみられる。途中で乾電池や部品の交換はできないため、天候によっては厳しい挑戦となりそうだが、今年も見事にクリアできるか注目したい。

(文/磯 修=日経トレンディネット)

日経トレンディネット 2017年4月10日付の記事を転載]