
iPhoneは、多種多様なセンサーや通信ユニットが内蔵されており、バッテリーを常時消費している。そのため、バッテリーでの使用時間を延ばすために、外出時などに携帯電話回線しか使用しない場合は、Wi-Fiをオフにしている人もいる。
また、Bluetoothについても「常にオフにしておくと、iPhoneのバッテリーの減りが少なくなる」と昔から言われてきた。
だが、Wi-FiやBluetoothをオフにしておくと、必要なときにオンにする手間がかかって不便だ。そこで、通信ユニットやセンサーの省電力化が進んだ現在でも、Wi-FiやBluetoothなどをオフにすることでバッテリーが本当に長持ちするのか。実際に計測して確かめてみた。
3つの機能をオフにする方法
今回の実験では、普段のiPhone利用に支障が出にくい「Bluetooth」「Wi-Fi」「位置情報サービス」の3つの機能を選んで、オフにしてみることにした。
まずは、それぞれのオン・オフの方法を確認してみよう。Wi-FiとBluetoothのオン・オフは、画面を下からスワイプして表示されるコントロールセンターを使うと簡単だ。コントロールセンターの上部に表示されている、5つのアイコンのうち、左から2つ目がWi-Fi、3つ目がBluetoothなので、それぞれをタップするとオン・オフを切り替えられる。丸の部分が白くなっているとオンだ。

位置情報サービスは、ホーム画面から「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」とタップして表示される画面で「位置情報サービス」のスライドスイッチでオン・オフできる。
なお位置情報サービスとは、単純にGPSをオン・オフするのではなく、BluetoothやWi-Fiスポット、携帯電話基地局の情報を複合して提供される情報をオン・オフする設定だ。

実験では、バッテリーが100%充電された状態から
(2)Bluetoothだけをオン
(3)Bluetooth・位置情報サービスをオン
(4)Bluetooth・位置情報サービス・Wi-Fiをオン
の4パターンで、バッテリーの減り方がどの程度違うかを調べた。
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