薄い時の原因は、意外なところに

 だが気に入って何回か試すうちに、気になる点も出てきた。同じようにいれているつもりなのに、コーヒーの色が異常に薄い場合があるのだ(下の比較写真参照)。

 たまたまショートの量のときだったので、「もしかしたら湯の量が少なく抽出時間が短いせいでは」「ショートの場合は少しずつ時間をかけて湯を入れたほうがいいのかもしれない」と考え、キーコーヒーに確認した。すると「もしかしたらそのとき、湯の落ち方が速かったのでは?」という。そういわれてみると、あっという間に落ちてしまったような。

左がポッドを強く押し込みすぎたため、ポッドのまわりから湯が落ちて薄くなってしまった失敗例。軽くのせれば、右のようにきちんと抽出される
左がポッドを強く押し込みすぎたため、ポッドのまわりから湯が落ちて薄くなってしまった失敗例。軽くのせれば、右のようにきちんと抽出される

 ショートなので湯量が少ないせいだと思っていたが、そうではないそうだ。ホルダーの中にポッドを押し込んでしまうと、ポッドのまわりにすきまができ、そこから湯が落ちてしまう場合があるとのこと。そのため、抽出されたコーヒーが薄まるうえ、抽出時間も短くなるので、コーヒーの成分が十分に抽出されないのだそうだ。

 「ポッドを中に押し込んでしまいがちだが、本当に上に軽くのせるだけでいい。ずれるのではと不安になるかもしれないが、ホルダーをカチッという音がするまで閉めれば問題はない」(同社)という。コツらしいコツはないが、唯一、そこだけが失敗するポイントとのこと。

 しかしなぜ、これまでのドリップ中心の商品開発をしてきた同社が、エスプレッソ用のツールを開発したのか。

ホルダーのパッケージ横には、いれ方の説明が書いてある
ホルダーのパッケージ横には、いれ方の説明が書いてある
[画像のクリックで拡大表示]
レバーを押しながらホルダーと受け皿を離す
レバーを押しながらホルダーと受け皿を離す
ひいたコーヒー豆が入った専用ポッドを、受け皿に軽くのせる。ポッドを強く押しこまないのがポイント
ひいたコーヒー豆が入った専用ポッドを、受け皿に軽くのせる。ポッドを強く押しこまないのがポイント
ホルダーを受け皿にはさみ込んでセット(カチッと音がする)
ホルダーを受け皿にはさみ込んでセット(カチッと音がする)
湯を注いだらすぐフタをする。指で穴をふさぎながらフタを15~30秒間押す。湯がなくなるまでくり返し押す
湯を注いだらすぐフタをする。指で穴をふさぎながらフタを15~30秒間押す。湯がなくなるまでくり返し押す
100円ショップで購入したクリーマーで泡立てたミルクを乗せれば、マシンなしで家庭でもカフェラテ風のコーヒーが飲める
100円ショップで購入したクリーマーで泡立てたミルクを乗せれば、マシンなしで家庭でもカフェラテ風のコーヒーが飲める
100円ショップで売っているデコレーション用のチョコレートを使い、カフェモカ風のドリンクもできる
100円ショップで売っているデコレーション用のチョコレートを使い、カフェモカ風のドリンクもできる

次ページ コーヒーの楽しみ方の多様化に対応