紳士の品格を目指したスマートウオッチ
アップルやサムスン、ファーウェイからノーブランドの製品まで、さまざまなスマートウオッチが中国でも販売されているが、実際に着用している大人をあまり見たことがない。子供のGPS搭載スマートウオッチは防犯用途としてそこそこ人気になっているのに対し、大人用はさっぱりだ。そんななか、「StarWrist」という深センのメーカーが、高級志向の“大人のスマートウオッチ”をリリースした。
ということで早速、筆者が購入したのは「StarWrist Elite」という製品で、価格は900元(約1万5000円)程度。著名メーカーの製品よりは少し安いが、無名メーカーによる150元(約2500円)程度の安価な製品よりはかなりお高い。高級路線とはいえないまでも、安っぽさからの脱却を目指したのだろう。
StarWrist Eliteは、128×128ドットのシャープ製1.33型タッチモニターを搭載し、Bluetooth、心拍数センサー、重力センサーを内蔵している。またスペック表には書かれていないが、非接触型の通信規格(かざして通信する)NFCにも対応しているようだ。180mAhのバッテリーは1時間半でフル充電でき、待ち受け状態で3~4日持つとされている。真偽のほどは不明だが、イタリア製の皮ベルトを採用しているというのが“大人っぽさ”のポイントだ。
黒い円筒形のパッケージの中の透明なプラスチックケースには、本体と充電台が収められている。本体、充電台にはそれぞれ磁石が入っており、近づけると互いが吸い寄せられてピタっとはまるのにはちょっと感心した。
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