芝士共和国はチーズケーキの空白地帯を埋めた

 芝士共和国の主力製品は3つ。チーズケーキとチーズタルト、それにカルデラのような形状の火山口ケーキだ。価格は各39元(約700円)。

 とはいえ、毎年のように物価が上昇している中国では決して高いわけではなく、むしろ安い買い物のようだ。ネットの評価を見ても価格についてのコメントはなく、「おいしい」と味を評価するコメントばかりが目立つ。

 それもそのはず、芝士共和国が登場するまで、ケーキ専門のチェーン店は北京、上海くらいにしかなかったのだ。また個人の店はおしなべて質が低く、「まずくて危険」という認識が広まっているほど。ベーカリーチェーンの「BreadTalk(面包新語)」「85℃」などは地方都市にもあり、ケーキも販売されてはいるが、やはり「おいしい」というレベルではない。芝士共和国は、ケーキチェーンの空白地帯に現れた新星なのだ。

 ネットの口コミが多大な影響力を持つ中国では、チェーン店は強い。誰かが「食べた」「おいしかった」とネット上に書き込めば、それを見た人も近所のチェーン店に足を運ぶからだ。芝士共和国の快進撃はまだまだ続きそうだ。

ふっくらチーズケーキと、とろける食感のレアチーズタルト、そして火山口ケーキ
ふっくらチーズケーキと、とろける食感のレアチーズタルト、そして火山口ケーキ
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雲南省昆明にある芝士共和国の店舗。普通のデコレーションケーキも販売している
雲南省昆明にある芝士共和国の店舗。普通のデコレーションケーキも販売している