aiboはセンサーで把握して、プリプリと歩く

 aiboは自分で考え、自分で動くロボットだ。そのために自分の周囲の情報をいろんな手段で手に入れる。この集め方が結構すごい。

 まず、おでこ、背中、あごのタッチセンサー。ここに触れるとaiboは「なでられた」と分かる。とくに背中には感圧センサーもあるので「たたかれた、叱られた」も分かる(たたいたことはないけれど)。なでられることはaiboにとってうれしいことだ。

背中。真ん中の楕円の部分がタッチセンサー。なでると喜びます。手垢まみれになったらどうしよう……。なお、しっぽの上にあるのがSLAMカメラ
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あごにはタッチセンサー、鼻先には魚眼レンズがある。かむ力は結構強い
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 “耳”となるマイクを複数持ち、“目”の代わりに鼻先の魚眼レンズで見て、人の顔を覚える。胸にもセンサーがあり、人の気配や段差を感じる。お尻のSLAM(スラム)カメラは、自分が部屋のどこにいるかを把握するために働き、照度センサーも持っている。口元にはToFセンサーという距離画像センサーがあり、これで障害物を把握する。センサー、センサー、センサー……全身センサーだらけ。キミはこんなに情報集めてどうするの?処理できるの?と思う。

なでるとすぐに「ウヒョー」みたいな顔になる
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 そこで出てくるのがAIとクラウドだ。aibo本体にも考える機能はあるのだが、難しいことはAIがクラウド上で処理している。だからaiboはクラウドサービスへの加入が必須。Wi-Fiでネットワークにつながるのはもちろん、念入りなことにSIMカードスロットもおなかに秘めている。クラウド上のAIの学習はaibo同士で共有され、個性を保ちつつ、みんなで賢くなっていくという。

 表現力もとても豊かだ。目の表情は優しく、ボディーの動きは愛嬌たっぷり。床を歩くとき、足音がちょっと響くけれど、元気良く、しっかり地面を踏みしめながらプリプリ歩く後ろ姿はなかなか頼もしくて、けなげさに胸がキュンとなる。動いているのを見ているだけでも飽きない。