カロリー消費を促すマスクも登場

 ファイナンセンスの第2号案件となったのが、愛知県豊橋市のメーカー・くればぁが手掛ける「高機能マスクbo-biファンド」だ。くればぁは、メッシュフィルターの高い加工技術を持つ会社で、100ナノメートル(1万分の1ミリ)単位の世界一細かいメッシュフィルターを生かした高性能マスクを3年前から本格販売しており、すでにフィギュアスケート男子日本代表やプロ野球選手などのプロアスリートが愛用しているほど。今回は製品のブランディング強化と、カロリー消費を高める新商品マスクの開発を進めるため、ファイナンセンスに参加したという。

 くればぁの高性能マスクは、粉塵やウイルスを除去するメッシュ、放射性物質をカットするメッシュ、立体形状を保持するメッシュ、消臭機能を持ったメッシュ、呼吸がしやすいようにポンプのように動くメッシュ、除湿・加湿メッシュなど、さまざまな用途のメッシュを10層(ハイエンド版は12層)も組み合わせていることが特徴。これを活用して、自然に呼吸筋を鍛えることで1日当たり約200~400kcalを消費できるマスク「bo-bi SLIM」などをnendoと協力して開発した。

 さらに、くればぁの高性能マスクは100回以上洗って使えるため、nendoは持ち運び用のソフトケースもデザイン。片手でケースを畳むと口が開くような特殊な形状で、出し入れがしやすく、マスクの立体感を保ったまま持ち運べる。また、このケースは洗濯ネットの役割になる素材を使用しており、ケースに入れたままマスクが洗えるというのもポイントだ(使い捨てタイプもある)。

 このファンドは、一口3万3000円で募集総額は525万円。投資家には、一口当たりカロリー消費量アップタイプの高性能マスク「bo-bi SLIM」(1万3980円相当)が送られる。

商品ラインアップは、標準タイプの「bo-bi」(写真左)以外に、放射性物質を除去するハイエンド版の「bo-bi PRO」(写真中央)と、呼吸時に適度な負荷を与えることで1日当たり約200~400Kcalを消費できる「bo-bi SLIM」(写真右)の計3種類と、使い捨てマスクを用意
商品ラインアップは、標準タイプの「bo-bi」(写真左)以外に、放射性物質を除去するハイエンド版の「bo-bi PRO」(写真中央)と、呼吸時に適度な負荷を与えることで1日当たり約200~400Kcalを消費できる「bo-bi SLIM」(写真右)の計3種類と、使い捨てマスクを用意
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nendoデザインの持ち運び用ソフトケース。
nendoデザインの持ち運び用ソフトケース。
片手でケースを畳むと口が開くような形状で、マスクをケースに入れたまま洗濯ができる
片手でケースを畳むと口が開くような形状で、マスクをケースに入れたまま洗濯ができる

 今後、ファイナンセンスでは、毎月5~10本のファンドや商品を提案していく予定。佐藤オオキ氏は、「食品や日用品の分野に限らず、近年地方で問題となっている空き家の有効活用や、20年の東京五輪に向けてスポーツとクリエイティブのコラボレーションなど、さまざまなテーマに取り組んでいきたい」と話す。金融とデザインを融合させたファイナンセンスを通じて、世界に羽ばたく商品・サービスが生まれるか、注目だ。

(文/勝俣哲生=日経トレンディ編集部)