月額制で会員のデータを集めて活用
コーヒーマフィアは月額2000〜3000円を払って定額会員になると、ハンドドリップのコーヒーを来店1回につき1杯、1日何度でも飲めるシステムを採用。同店を手がけたFavyの高梨巧社長は「来店頻度を上げることが狙い」と話す。西新宿店の会員1人あたりの平均月間来店数は19回で、1カ月の店舗累計来店者数は約1万人。24席なので1日平均14回転している計算になる。
高梨社長によると、来店回数が多くなることで定額のコーヒーだけでなく他のメニューも注文する“ついで買い”する客が見込めるという。また、会員のデータを分析することで来店客数が多くなる時間が予測できるので、事前準備によって提供時間を短くすることもできる。さらに、会員向けに店頭での商品告知・サンプリングを行うことができるので広告費収入も期待できるという。
「2018年中に10店舗まで店舗数を広げる予定。また、今後は定額制のコーヒースタンドを新しい飲食店のビジネスモデルとして確立させ、ほかの会社にも提案していきたい。」(高梨社長)。
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