日比谷はオンとオフがシームレスなエリア

 今回の内覧会の目玉は、新産業創出を支援するビジネス連携拠点「BASE Q(ベース キュー)」だ。ベンチャー企業やNPO、大手企業の新規事業担当者やクリエーターなどが交流する場所として、最大450人を収容するホール「Q HALL」や、会員制コミュニティースペース「Q LOUNGE」などを設けた。そのほかにも、展示会などやホールでのイベント時に控室として使える遮光性と遮音性を兼ね備えたスペース「Q STUDIO」、食に関するイベントやビュッフェ形式のパーティーができるキッチンスペース「Q KITCHEN」など、さまざまなイベントに対応できるような設備をそろえる。

会員制コミュニティースペース「Q LOUNGE」は、「QからAを探索する空間」をコンセプトに設計
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本格的な厨房施設があり、手元カメラによるライブ中継も可能な「Q KITCHEN」は、実演デモや試食会などのイベントに利用可能。面積は約90平方メートル
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「BASE Q」の名称は基点を意味する「Base」と問いを意味する「Question」の頭文字を組み合わせたものだという
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 なかでも注目したいのが、一般利用できるカフェスペースと時間課金制のワークスペースが一体化したカフェ「Q CAFE by Royal Garden Cafe」だ。約100席のカフェは眼下に日比谷公園を見下ろせる開放感のある空間。一方、ワークスペースは落ち着いた雰囲気で、白い壁はホワイトボードを兼ねている。ワークスペース利用者専用に回線速度の速いWi-Fiも提供予定だという。日比谷エリアでの仕事や待ち合わせにも便利そうだ。

「Q CAFE」の時間課金制ワークスペース(約50席)。全席電源付きで、2人掛けの席の壁はホワイトボードになっている
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一般利用できるカフェスペース(約100席)
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 三井不動産はこれまでもベンチャー企業のサポートに力を入れてきたが、同社の菰田正信社長は「BASE Qでは大手企業の企業内起業家とベンチャー企業のマッチングに力を入れていく」と話す。日比谷エリアは丸の内や大手町といったビジネス街、官公庁がある霞が関からも至近距離で、周辺に日比谷公園や、複数の映画館、演劇施設がある。菰田社長は「(日比谷は)オンとオフがシームレスでつながっている場所。クリエーティブな仕事ができるのでは」と期待を膨らませていた。

ミッドタウン日比谷の周辺地図
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