USB Type-C搭載でモバイルバッテリーから充電可能!?

 極薄モデルらしく、YOGA 910の拡張性は最低限で、通常サイズのUSB端子を1基と、USB Type-Cを2基搭載するのみだ。外部ディスプレーへの出力にもUSB Type-C端子を利用する。最新の薄型パソコンらしい構成と言えるだろう。ただし現時点では、外部ディスプレーとの接続には各種のアダプターが必要になる。相性が悪いと使えないこともあるので注意してほしい。

 バッテリー駆動時間は、カタログ値で15.9時間と十分に長い。ACアダプターもコンパクトだ。しかも、モバイルバッテリーからの充電も試したところ可能だった。完全な放電から充電完了までをテストしたわけではないが、充電中のランプが点灯したので問題はないと思う。

 なお、個人的にはLTE内蔵モデルがないのは残念だ。これから登場するモバイルノートは、すべてLTEモデルが選べるようにしてほしい。

 直販サイトでの購入時に選択できる構成としては、Core i7、16GBメモリー、512GBのSSDで21万6000円。さすがにハイエンドモデルだ。Core i5、8GBメモリー、256GBSSDを選択すれば16万7400円に抑えられる。記事執筆時点では、Eクーポン利用で税込み14万7312円となっていたのだが、残りは18台……。レノボのパソコンは、実際の価格がいくらなのか、買いどきがいつなのかがさっぱり分からないのが困りものだが、少なくとも14万円台なら割安感は十分にある。

 とはいえ、僕が購入するなら同じレノボの「ThinkPad X1 YOGA」を選ぶ。14型液晶の360度回転モデルで重量と価格帯も近く、完全にキャラクターが重なっている。画面サイズが大きいモバイルノートはメーンマシンとしても使えるだけに、格好の良さよりも拡張性の高さ、キーの打ちやすさを求めたいのだ。

拡張性は最近の薄型ノートらしく、USB Type-Cポートが軸になる。外部ディスプレーへの出力もUSB Type-C経由になる
執筆者/戸田 覚(とだ さとる)
1963年生まれのビジネス書作家。著書は120冊以上に上る。パソコンなどのデジタル製品にも造詣が深く、多数の連載記事も持つ。ユーザー視点の辛口評価が好評。近著に、『一流のプロから学ぶ ビジネスに効くExcelテクニック』(朝日新聞出版)がある。
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日経トレンディネット 2017年2月7日付の記事を転載]