日本のユーザーが多い理由

現在のダウンロード数について教えてほしい。

冨田: ワールドワイドでは400万〜500万ダウンロードぐらい。ユーザー数としては、アクティブで100万人ぐらいだ。

どこの国のユーザーが多いのか。

冨田: 昨年春のリリース直後は米国でのダウンロード数が多かったが、今や日本は米国と並ぶほど、ダウンロード数が多い。アクティブユーザーの割合としては、日本がおそらくトップと思われる。日本、米国に次いで多いのが、ドイツ、ロシア、ブラジルなど。それ以外にもポーランド、インドなどさまざまな国で活用されている。

日本のユーザーが多い理由について、教えてほしい。

冨田: 日本のユーザーは新しいものを積極的に取り入れる国民性があるからと理解している。特に「艦隊これくしょん」などのブラウザーゲームのヘビーユーザーは特にその傾向が強い。そして彼らが、「攻略サイトやTwitterを見ながらできるので便利」などの書き込みをしてくれたことで、ゲームユーザー中心に口コミで広がり、ダウンロード数が増えている。

ブラウザーに関しては、日本人は保守的かと思っていたが……。

冨田: 全体で見ると保守的と言えるかもしれないが、新しいサービスや商品を早い段階で取り入れる日本のアーリーアダプターはかなり積極的だと思う。

スマホブラウザーでも勝算あり

スマホ向けブラウザーを開発していると聞いた。スマホの場合、ブラウザーではなく、専用アプリの利用が主流だと思うが、いまスマホブラウザーを作ることに勝算はあるのか。

冨田: スマホブラウザーのリリースは今年2017年を予定している。

 確かにスマホでは、専用アプリを使うのが便利だろう。だが実は今、スマホでもブラウザーを使う時間が増えている、と我々は見ている。

 開発の背景にあるのは、スマホの画面サイズの大画面化が進んでいること。いわゆる「ファブレット」と呼ばれる大画面スマホでは、パソコン同様カスタマイズ性に優れたブラウザーの提供ができれば、勝算は十分にあると考えている。

(文/中村 仁美)

日経トレンディネット 2017年1月24日付の記事を転載]