2つのレーザーとカメラセンサーのみで障害物を検知

 エレクトロラックスの担当者はPUREi9について3つの特徴があると説明する。

 「1つめは人間の目と同じように部屋や障害物を見つけられるため、ぶつからず、落ちないこと。2つめは部屋のレイアウトをマッピングして賢く掃除するので、最後まで安心して掃除を任せられること。3つめは掃除機のパイオニアだからこそできたトップクラスの掃除性能」だという。

 大きなカギを握るのが「3D Visionテクノロジー」だ。前方左右からレーザーを出力し、障害物や壁面に当たって反射した光をカメラで読み取る仕組みだ。さらに自ら360度回転することで、部屋全体を立体的に認識する。

前方左右から放出されるレーザーの反射光を中央のカメラで読み取る仕組み
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 3D Visionテクノロジーは「障害物の3D検知」と「3Dマッピング」の2つの機能に大きく分かれる。「部屋全体の空間認識と位置情報を同時に把握するため、部屋が広くても、複数の部屋がある家でも効率的に掃除できる」(担当者)

障害物の検知とマッピングを同時に行う
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 発表会ではどこの製品かは隠されていたものの、他社製品との比較映像もデモンストレーションしていた。

 「他社の製品だと目隠しされていて前が見えない状態。手探りで障害物を、足で段差を探しながらゆっくり進む形だ。PUREi9は人が歩くときのように前がしっかり見えているので、障害物を見て計算しながら掃除ができる」(担当者)

他社製品との比較(上がPUREi9)
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 他社との大きな違いはセンサーにある。他社は前面や側面、また床面を見るために赤外線センサーや超音波センサー、レーザーセンサーなど複数のセンサーを搭載している。

 「(これらのセンサーは)障害物や段差に近づいて初めて認識するが、事前に回避できない。PUREi9が赤外線センサーを1つも搭載していないのは、3D Visionシステムで認識できるからだ」と担当者は自信を見せる。

 さらに発表会で同社は、ロボット掃除機ユーザーの不満トップとして「床に置いてあるものを事前に片付ける手間」と「床上のコードや敷物の房を巻き込む」の2つを挙げた。段差については「クライムフォースドライブ」と呼ばれる機能によって、約2.2cmの高さまで乗り越えられるとのことだ。

 PUREi9はWi-Fiも内蔵しており、専用アプリ(Android、iOS対応)を使うことで遠隔操作やスケジュール設定などが行える。将来的にアップデートを行う際も、アプリ経由で行う仕組みになっている。