いよいよ組み立て
小さな活版印刷機は付録なので、ユーザーが組み立てなければならない。組み立て方法は、本誌の「大人の科学マガジン」に詳しく書かれている。面倒がらずに、きちんと説明書きを読んで組み立てれば、不器用な人でも1時間かからずに組み立てられると思う。そこで、さっそく試用してみた。
パーツはそれほど多くなく、組み立てに必要なプラスドライバーまで付いているから、ほぼ何の準備もいらない。ただ数カ所、不器用な筆者には先端が磁石になっているドライバーでないとうまくできない箇所があった。不器用な人は磁石付きのドライバーを用意しておいたほうがいいだろう。また、アーム部分の左右が説明書では分かりにくかったので、そこも注意が必要かもしれない。
出来上がった小さな活版印刷機は、その構造や仕組みを19世紀半ばに実際に使われていた「手フート印刷機」をモデルにしている本格的なものだ。
ハンドルを動かすと、インクが付いたローラーが活字にインクを写し、そのまま活字が印刷面に押し付けられる一連の動作を見られる。その動きは自動スタンプ押し機みたいなものだ。ポイントはレバー操作だけで全工程を行えること。文字通り印刷機なのだ。
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