ご存知の通り、ロードバイクやクロスバイクといったスポーツサイクルの多くはイヤーモデル制を採用しており、ニューモデルの追加や既存製品のモデルチェンジが毎年行われている。もっともモデルチェンジといっても車体の設計が一新されるフルモデルチェンジもあれば、カラーやパーツなどの仕様が変更されるだけのマイナーチェンジもあったりとその内実はさまざまだ。そして今の時期は夏から秋にかけて発表された各社の2017年モデルのデリバリーが本格化し、サイクルショップの店頭に並ぶ。われわれ自転車好きにとっては楽しくも悩ましい時期なのである。
今回はそんな2017年モデルのなかから筆者が個人的に「欲しい!」と思ったものをピックアップして紹介する。とはいえ、ただ独断で選ぶだけでは皆様の自転車選びの参考にはならないと思うので、あらかじめ筆者の好みをつまびらかにしておこう。それは「飽きずに長く乗れそうな」自転車である。
それなりの金額を払って購入するのだから年度毎のモデルチェンジで、あっという間に陳腐化してしまうのではもったいない。そういう意味での“耐用年数”が高いモデルが筆者の好む自転車なのである。具体的にいうと以下の3点がポイントなる。
[2]他にはない個性を持っている
[3]普遍的な価値を持つ「定番商品」である
正直、お金に糸目をつけなければ、飽きずに長く乗れる自転車を手に入れるのはたやすい。価格が100万円に迫るような最上級モデルのパフォーマンスやデザイン、クオリティーというのは1年や2年で古びないからである。しかし、これから自転車を始めようとする読者にとっては100万円の自転車はあまりにも非現実的だと思うので、高くても10万円台で購入できるモデルのなかからチョイスした。
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