ホームボタンに感じる新しい操作性
デュアルレンズのスマートフォンが続々登場しつつあるが、もしかしたら、3つ、4つというモデルが出てくるのではないかと、ちょっと思っている。「2つが売れたなら3つだ」と、安易な方向に走らないでほしいと願うばかりだ。
僕は、デュアルレンズにそれほどのメリットがあるとは思えない。もちろんシングルレンズよりはいいのだが、撮影した写真を見ても大きな違いは感じられないのだ。
一方、新しい操作性を予感させるのが、ファーウェイの「MediaPad M3」の「ホーム」ボタンだ。一見普通のボタンなのだが、タップすると「戻る」ボタンとして機能し、スワイプするとアプリの一覧を表示することができ、長押しすると「ホーム」ボタンとして機能する。使い慣れるとかなり便利で、指紋センサーを搭載するモデルには、この方式を採用するものが増えてきそうだ。


中級モデル以上のスマホは有機ELが主流に
スマートフォンでは、中級モデルも有機ELを搭載するようになるだろう。新しいiPhoneも有機ELを搭載するのではと見ている。
有機ELはどう見ても液晶より美しく、また消費電力が少ない上に曲げられるなど、魅力が多い。課題は価格だが、採用する製品が増えれば価格が下がるのが世の常で、いよいよ普及モードに入ると予想する。スマートフォンを選ぶ目安の1つが、有機EL搭載か否かになることは想像に難くない。格安スマホは液晶で、中級以上のモデルは有機EL、というすみ分けが明確になるだろう。
パソコンでも有機ELを搭載する製品が幾つか登場しているが、サイズが大きいだけに搭載モデルが増えるのには時間がかかりそうだ。もちろん、タブレットも同様。次のiPadは有機ELを搭載してきそうな予感がする。


パソコンもスマホもUSB Type-C端子を搭載
2017年は、USB端子がいよいよ変わってくるだろう。現状、一般的なUSB端子は「USB Type-A」と呼ばれるものだが、徐々に「USB Type-C」へと主流が移行しつつある。
もちろん、Type-Aもしばらくは併用されるだろうが、スマートフォンからパソコンまで、Type-Cを搭載する製品が増えるのは確実だ。数年後にはスマートフォンやタブレットはほぼ全製品がType-Cを搭載し、パソコンも多くのモデルが1基は搭載するだろう。
Type-Cの最大のメリットは、各種のUSB機器に加え、映像出力にも対応し、さらに給電もできること。同じType-CでもThunderboltの対応/非対応などで規格がごちゃごちゃしているのだが、統一されるのは時間の問題だ。
これは、ユーザーにとっては、大変にうれしい進化で、スマートフォン、タブレット、パソコン、デジカメなどが同じACアダプターで充電できるようになる。これから端末を買うならUSB Type-C端子の搭載/非搭載を1つの目安にするべきだ。


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