2016年12月15日~22日は清掃ロボットの実験期間であった。それまで導入していたゴミなどを吸い取る掃除機タイプのロボットに加え、床を洗浄するロボットや窓を拭くロボットも参加し、作業効率を検証した。

フィグラの「F.ROBOCLEAN」。以前から羽田空港に導入され、国内のオフィスでも100台が稼働しているという。ゴミを吸い取る掃除機タイプ、自律走行方式の業務用清掃ロボットで、今回新たに大型回転灯などを搭載した。
フィグラの「F.ROBOCLEAN」。以前から羽田空港に導入され、国内のオフィスでも100台が稼働しているという。ゴミを吸い取る掃除機タイプ、自律走行方式の業務用清掃ロボットで、今回新たに大型回転灯などを搭載した。
中西金属工業の「ROBO Cleaper」。障害物や人を自動で避けるだけでなく、避けたことを記憶しておき、後で改めて掃除する自動床洗浄ロボット。英国の大英博物館などでも稼働中だとか。
中西金属工業の「ROBO Cleaper」。障害物や人を自動で避けるだけでなく、避けたことを記憶しておき、後で改めて掃除する自動床洗浄ロボット。英国の大英博物館などでも稼働中だとか。
アマノの「SE-500iX II」。オペレーターが手動で操作して作業を記憶させると、以降は同様の作業を自動で行う自律走行方式の床面洗浄ロボット。
アマノの「SE-500iX II」。オペレーターが手動で操作して作業を記憶させると、以降は同様の作業を自動で行う自律走行方式の床面洗浄ロボット。
NGP-FOTECの「Windowmate」。永久磁石(ネオジム磁石)で窓をはさんで稼働する自動窓拭きロボット。
NGP-FOTECの「Windowmate」。永久磁石(ネオジム磁石)で窓をはさんで稼働する自動窓拭きロボット。

 2017年1月10~23日は移動支援ロボットの実験を行った。移動支援ロボットは、モノを運ぶロボットと人を運ぶロボットの2タイプ、計5種が稼働する。

ZMPの「CarriRo」。人が歩いて行くとその後ろを自動でついてくるカルガモモードを搭載した台車型物流支援ロボット。
ZMPの「CarriRo」。人が歩いて行くとその後ろを自動でついてくるカルガモモードを搭載した台車型物流支援ロボット。
WHILLの「WHILL NEXT」は、人が座って乗る車椅子型のパーソナルモビリティー。遠隔操作で降りた場所から自動回収もできるという。
WHILLの「WHILL NEXT」は、人が座って乗る車椅子型のパーソナルモビリティー。遠隔操作で降りた場所から自動回収もできるという。
A.M.Y.クリエイティブの「INMOTION R1EX」。警備員が距離のある空港ロビーを移動するための立ち乗り型パーソナルモビリティー。
A.M.Y.クリエイティブの「INMOTION R1EX」。警備員が距離のある空港ロビーを移動するための立ち乗り型パーソナルモビリティー。
ホンダの「UNI-CUBβ」。搭乗者が重心を移動することで、さまざまな方向に進むコンパクトなパーソナルモビリティー。
ホンダの「UNI-CUBβ」。搭乗者が重心を移動することで、さまざまな方向に進むコンパクトなパーソナルモビリティー。

 案内ロボットは、2017年1月24日~2月13日が実験期間。ソフトバンクショップなどでも既におなじみになってきたソフトバンクロボティクスのPepper、EMIEW3、シャープの「ロボホン」のほか、人が遠隔操作して積極的に困っている人に話しかけていけるものや、AIによる会話システムなど、バラエティーに富む。外国人観光客の増加を想定し、複数の外国語に対応するロボットも増えてきた。遠隔操作タイプは、将来、スキルを持ったスタッフの在宅勤務や、高齢者、身体障害者などの業務創出にもつながるという。

おなじみソフトバンクロボティクスの「Pepper」は日・英・中の3カ国語で施設を案内する。
おなじみソフトバンクロボティクスの「Pepper」は日・英・中の3カ国語で施設を案内する。
日立製作所の「EMIEW3」は、接客や案内を行う子どもサイズのヒューマノイドロボット。
日立製作所の「EMIEW3」は、接客や案内を行う子どもサイズのヒューマノイドロボット。
SEQSENSEの「SQ-1H」は案内業務もできる警備ロボット。レーザーによるセンシング技術で緻密な3Dマッピングを行い、周囲の環境を把握したり、落とし物や不審物を認識したりできる。
SEQSENSEの「SQ-1H」は案内業務もできる警備ロボット。レーザーによるセンシング技術で緻密な3Dマッピングを行い、周囲の環境を把握したり、落とし物や不審物を認識したりできる。
インディ・アソシエイツの「Airport Concierge CAIBA」は無線LANを介して離れた場所から操作できる遠隔操作型のコンシェルジュロボット。会話するだけでなく、操縦者の腕の動きにあわせて方向を示したり、移動したりもできる。
インディ・アソシエイツの「Airport Concierge CAIBA」は無線LANを介して離れた場所から操作できる遠隔操作型のコンシェルジュロボット。会話するだけでなく、操縦者の腕の動きにあわせて方向を示したり、移動したりもできる。
BRULEの「Double2」はテレプレゼンスロボット。ほかの案内ロボットと違い、外見がロボットらしくないシンプルなデザイン。ディスプレーが付いており、オペレーターは離れた場所で遠隔操作し、ビデオ通話で案内する。
BRULEの「Double2」はテレプレゼンスロボット。ほかの案内ロボットと違い、外見がロボットらしくないシンプルなデザイン。ディスプレーが付いており、オペレーターは離れた場所で遠隔操作し、ビデオ通話で案内する。
Nextremerの「MINARAI」は高度な自然言語処理機能を有するAI活用の対話システム。見た目は普通の案内ボードだが、会話の内容によってオペレーターに引き継ぎ、それをAIが学習することでより高度な対話ができるようになっていく機能もある。
Nextremerの「MINARAI」は高度な自然言語処理機能を有するAI活用の対話システム。見た目は普通の案内ボードだが、会話の内容によってオペレーターに引き継ぎ、それをAIが学習することでより高度な対話ができるようになっていく機能もある。
一般向けに販売されるや話題を集めたシャープのロボット型携帯電話「ロボホン」も参加する。利用者の質問を音声で聞き、身ぶりや映像で案内するという。アナウンスや雑音の多い空港で、音声認識の実力を試すのが狙いだ。
一般向けに販売されるや話題を集めたシャープのロボット型携帯電話「ロボホン」も参加する。利用者の質問を音声で聞き、身ぶりや映像で案内するという。アナウンスや雑音の多い空港で、音声認識の実力を試すのが狙いだ。
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(文/波多野絵理)

日経トレンディネット 2016年12月27日付の記事を転載]

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