シャイアン、将来の夢は?
シャイアン:18歳になる前に射撃で全国タイトルを獲得したいです。将来的には軍隊に入るか、警察官になりたいと思っています。私の家族にとって軍は大きな意味があります。親戚には、直接会ったことのない人も含めて、軍隊に行った人が大勢います。私は国のためにすべきことをしたいと思っています。
「外国人に銃所有の正当性を証明する必要などなかった」
軍に行ったら、射撃の腕を考えると、スナイパーになるかもしれない。戦場で人を撃つこともあるかもしれないけど……。
シャイアン:軍に入れば、誰かと対決して相手を殺さなければならないかもしれません。でも、そのことはまだ真剣に考えたことはありません。完全に決めたことでもありません。まだ数年は考える時間があります。
ダン:こう考えれば分かりやすいんじゃないかな。学校から帰ってきた時に誰かが侵入してきたら、その人間を止めようと思うかどうか。
シャイアン:絶対に阻止すると思います。弟や犬、父、みんなが危険にさらされることになりますから。私も傷つけられるかもしれない。そんなことは絶対に起きてほしくありません。そういうことがあれば、絶対に阻止します。
根本的な質問ですが、なぜあなた方は銃を持つのでしょうか。なぜ銃が必要とされているのでしょうか?
ダン:私は「必要とされている」という言い方はしません。私たちに「必要性」の法律はありません。私たちにあるのは「権利」の法律です。あなた方のような外国の人々に銃を所有する正当性を証明する必要なんてこれまで一度もなかった。なぜならば、私たちにはそうする権利があるからです。
「なぜ合衆国憲法修正第1条(※1)が必要なのか」「なぜ修正第3条(※2)が必要なのか」「なぜ修正第4条(※3)が必要なのか」と疑問に思う人は誰一人としていません。疑問視されるのは(国民が武器を保持する権利を定めた)修正第2条だけです。

「モノを責めるなんて馬鹿げている」
ダン:また人々が忘れてしまったもう一つの側面ですが、銃はただのモノに過ぎません。人間が取った行動の責任を負うというのはおかしな話です。酒気帯び運転で乗っていた家族が死んでも、フォードやホンダなどを責める人はいないでしょう?誰かがナイフで人を刺しても、ナイフ会社を責める人はいません。ナイフを使った人に責任を負わせるでしょう?
シャイアン:銃は何も分かっていません。やったのは人です。
ダン:モノを責めるなんて馬鹿げている。銃が勝手に動き出すなんてことはないのだから。
結局、米国社会が誰も責任を負いたくない社会になってしまったということだと思います。自分の行動の責任を取りたくないんですよ。誰かに責任を取ってもらいたいと思っているんですよ。全員とは言いませんが、多くの人は自立したいとは思っていない。政府に面倒を見てほしいと思っている。政府に必要なモノを与えてもらいたいと思っている。
一方で、そんなことは求めていない私たちのような人間も大勢いる。私たちは政府には関わってほしくありません。助けが必要になれば知らせますが、そうでなければ口出ししてほしくない。
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