なぜスポンサーが必要なのでしょう?

ダン:ここにある銃はぜんぶで1万ドルの価値があります。私はシングルファーザーなので、スポンサーの支援がなければこれだけの銃を揃えることはできなかったと思います。あるスポンサーは経費をカバーするために毎年、小切手を娘に送ってくれますし、あるスポンサーは競技で使う銃を提供してくれる。スコープや雑誌、弾薬などを用意してくれるスポンサーもいます。

「スポンサーがいなければ娘に機会を提供できなかった」

ダン:銃の購入の次に高額なのは弾薬です。月に弾薬だけで1000ドルは軽く超えていると思います。それに加えて、大会に参加するためのホテル代、大会の参加費、移動のガソリン代、食費などもかかります。射撃はとてもお金のかかるスポーツです。スポンサーがいなければ、娘にこうした機会を提供することはできなかったでしょう。

スポンサーになるメリットはどこにあると思いますか?

ダン:露出が増えることが一番でしょう。NASCAR(全米自動車競争協会)と同じで、スポンサーの契約料が高いほどジャージにつけるロゴが大きくなります。娘のファンは南極以外、世界中の至る所にいるので、大会がテレビで放映されたり、雑誌の表紙に載ったりすれば、彼らのメリットは大きいと思います。

雑誌の表紙を飾ったこともある(写真:ダン・ロバーツ氏提供)

サイン会もあるとか?

ダン:2年前のNRAのコンベンションで、(スポンサーの1社の)Blade-Tech Holstersがブースを用意してくれたんですが、気づくと30~40人の長い列ができていました。

シャイアン:ブースの外に続くくらいの長い行列でした。Tシャツにサインしていたらマーカーのインクがなくなってしまって。

「初めて銃を撃った時は家に帰って泣いた」

ダンさんは「Youth Shooters of America」という組織を作りました。

ダン:シャイアンが有名になって、全国の親から電話やメール、メッセージが来るようになりました。「どうすれば自分の子供を参加させられるのか?」と。そこで、友人とそういった質問に答えられる組織を作ろうと思ったんです。

 射撃に関心のある子供がいるとして、どうすれば参加できるのか、どういった銃を買うべきか、どこに行くべきか、など情報収集の手助けをします。若い子たちが射撃にチャレンジできるように促進するのが目的です。

シャイアン、初めて銃を撃った時は怖くなかった?

シャイアン:ちょっとドキドキしました。この大きなAR-15を持たされて、どうすればいいのか分かりませんでした。私よりも大きかったから。その日、家に帰って泣きました。ただ、問題は大きさや重さだけで、今から思えば瞬間的に感じた恐怖だったのだと思います。

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