米国では親が子供に銃の使い方を教えるというのは普通のことですか?

ダン:米国の一部の地域では普通のことだと思います、1776年から1960年代まで、すべての子供が銃の扱いを身につけて、銃に責任を持つようにと教えられていました。子供が学校にライフルを持参しても乱射事件なんてありませんでした。

 銃の存在が問題なんじゃありません。この国の何かが変わり、そういった事件が起きているんです。それが何かは分かりません。でも、200年近くも銃が至るところに存在しているのに、乱射事件は起きていなかった。

銃の手入れも慣れたものだ(写真:Retsu Motoyoshi)
銃の手入れも慣れたものだ(写真:Retsu Motoyoshi)

9歳の時に射撃大会の成人の部で2位に

シャイアン、最初の試合の時のことを話してもらえますか?

シャイアン:確か9歳の時だったと思います。ニュージャージー州の試合で勝って……。

ダン:あの時は優勝していないよ。2位だったよ。

シャイアン:ああ、そうだった。ニュージャージー州の大会で2位になりました。初めて参加した試合だったんです。

ダン:成人女子の部だったんですよ。成人女子の部で2位。

シャイアン:まさか2位なんて。3位さえ取れるとは思ってませんでした。実際に父と顔を二度見合わせて、「今、私の名前が呼ばれた?」という感じ。そんなことが起きるなんて想像もしていなかった。

ダン:その後、2016年3月に全国大会の13歳未満のライフル部門で5位になっています。

シャイアン:…で、2017年10月にサウスカロライナ州の女子選手権で優勝しました。

ダン:これまでの4年間に、2つの女子選手権で優勝しています。

NRA主催のイベントでスポンサー探し

スポンサーはついている?

シャイアン:大会で優勝したときに最初のスポンサーがつきました。ニュージャージー州のガンショップです。NRA(全米ライフル協会)のコンベンションにも毎年行って、スポンサーになってくれそうな企業のブースを探します。今やっていることを説明し、私がどのようにその会社のPRに貢献できるかを説明するんです。

 「Yes」の時もあれば「No」の時もあります。「コンベンションが終わった後に連絡しますよ」という会社もあります。

ダン:最初のスポンサーを見つけるのが一番難しいと思います。この子の場合は最初の大会で2位になった後、近所にオープンしたガンショップに行って、「この子はこんなことを達成しました。地元の子供を支援する気はありませんか?」と聞いてみたんです。結局、そのお店はスポンサーになってくれました。スポンサーがいると、次のスポンサーをお願いする時に話がしやすい。

シャイアンのユニフォームはガンショップのロゴで一杯(写真:Retsu Motoyoshi)
シャイアンのユニフォームはガンショップのロゴで一杯(写真:Retsu Motoyoshi)

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