シャイアンの才能は分かっていた?

ダン:シャイアンに射撃の腕がここまであるとは想像していませんでした。ただ、安全について考えていただけです。そうしたら、彼女に生まれつきの才能があると気づいた。

 6歳の時に、「じゃあ、ブルズアイ(標的の中心部)に当てるからね」と言うと、シャイアンは実際に引き金を引き、標的に命中させたんです。「もう一度できる?」と聞いたところ、再び命中させました、ああ、この子には才能があるな、と。

「射撃はとてもリラックスできる」

射撃を始めた時は自分からやりたいと言ったのか、それともお父さんに言われたのか、どちらだったのでしょう?

シャイアン・ロバーツ(以下、シャイアン):ある意味で、その両方だったと思います。父が、私が大好きだった(プロ射撃選手の)トリー・ノナカの射撃動画を見せてくれて。「どうだ、やってみるか?」と聞かれたので「やってみたい」と。銃器はおもちゃではなく真面目なモノだと教えられた時からレッスンは始まっていたと思います。

やってみてどうだった?

シャイアン:とても楽しいです。標的を撃つ時に息を落ち着かせて集中するので、とてもリラックスできるんです。それに、射撃は競争が激しいスポーツで、男子を負かすこともできる。射撃で負けるのは嫌ですね。

コナーにはいつ教え始めたんですか?

ダン:去年、コナーが7歳の時です。シャイアンに初めて教えたのは6歳でしたが、女の子は男の子よりも精神的な成長が早いので。いつも「銃が教えるのに適切な年齢は何歳ですか?」とよく聞かれます。これはみんなが聞いてくる質問です。でも、適切な年齢などありません。子供はそれぞれ違いますので。

「ショットガンに近づかない方がいい大人もいる」

ダン:銃のインストラクターをしていた時にはずいぶんな数の人に銃の使い方を教えました。その中にはショットガンに近づかない方がいいという大人も見てきました。ですから、一律な年齢などありません。それぞれの子供がどれだけ精神的に成長しているか、どれだけ操作できるかによります。

シャイアンの夢は全米選手権での優勝(写真:Retsu Motoyoshi)
シャイアンの夢は全米選手権での優勝(写真:Retsu Motoyoshi)

今もシャイアンを教えている?

ダン:シャイアンをコーチしたいというプロ射撃選手が何人かこの地域に住んでいるので、昨年、テキサス州からサウスカロライナ州に引っ越してきました。今は彼らがシャイアンを指導しています。できる範囲で教えてきましたが、彼女の成長を抑えるようなことはしたくありませんので。シャイアンには全米選手権で優勝するという夢がありますから。

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