[4号機との比較]置き基礎を採用して施工を簡易に

 1~4号機原子炉建屋のうち、既に使用済み燃料をプールから取り出し終えたのは4号機だけだ。4号機の燃料取り出し用カバーは、竹中工務店が主体となって構築した。

 周辺の放射線量が比較的低い4号機原子炉建屋の燃料取り出し用カバーは、3号機のそれとは設計思想が大きく異なる。違いがよく表れているのが、基礎の部分。4号機では地盤改良やアンカーで堅固な基礎を造り、ガントリークレーンのような形状をした大型の鉄骨柱・梁、クレーンを支えた(図4)。一方、3号機では施工が簡単な「置き基礎」を採用し、軽やかな鉄骨トラスの躯体を支持している。

図4 ■ ガントリークレーンのような4号機のカバー(南北方向断面図)
図4 ■ ガントリークレーンのような4号機のカバー(南北方向断面図)
(資料:東京電力)
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