シリーズ
7000人の戦線 福島第一原発

完結
5回
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福島第一原発の歩き方
日経コンストラクション2016年2月22日号の特集「7000人の戦線、福島第一原発」では、未曽有の事故の収束に向けて進む凍土遮水壁や燃料取り出し用カバーの工事についてリポートした。本稿では、誌面に掲載しきれなかった写真や…
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がれき撤去、職人と機械の競演でカバー解体
1号機原子炉建屋に残ったがれきの撤去に手を付けるため、4年間にわたって建屋を覆っていたカバーの解体が始まった。工事を担う清水建設は、熟練オペレーターの手足となる専用機械を次々に開発。惜しみなく現場へ投入している。
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3号機、頻発するトラブルと対峙した5年間
「これほどの長丁場になるとは、正直言って思わなかった」。こう打ち明けるのは、鹿島の岡田伸哉所長だ。2011年3月の事故後、勤務先の柏崎刈羽原子力発電所から東京へ支援に駆け付けた。
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凍土遮水壁、カイゼン重ね1927本削孔
1~4号機原子炉建屋を取り囲む凍土遮水壁。凍土の造成に向けて、鹿島が2014年から進めてきた凍結管の設置と配管工事が16年2月初旬に終了した。2000本に迫る削孔作業を完遂できたのは、きめ細かな“カイゼン”を積み重ねた成…
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福島第一原発が灰色に染まりゆく
毎日7000人弱の作業員が事故収束と廃炉に向けて働く東京電力福島第一原子力発電所。日経コンストラクション記者は1月27日、日本記者クラブ取材団の一員として現地入りした。
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全8回