5kmごとの記録は携帯電話で確認できる
36kmで東京マラソンの最大の難所と言われる佃大橋があるのだが、その直前で編集長から差し入れをもらうこともできた。応援に来てくれていることは知っていたが、私のペースがあまりにも遅いために会うことはできないと諦めていた。

だが、東京マラソンには他の大会と同じように「ランナーアップデート」というサービスが提供されている。これはランナーの番号や氏名を入力すると5kmごとのラップタイムや通過時刻が表示されるもの。これを見ればランナーがどこにいるかおおよそ予測できる。だからこそ編集長は、私が通る時刻を先回りして待っていてくれたのだ。走る人だけでなく、応援する人のことも考えて作られた素晴らしいサービスと言える。
そしてゴール。タイムは5時間55分21秒だった。目標よりも1時間以上もオーバーしてしまったけれど、今日の体調を考えたら完走できただけでも大満足と言える。完走者だけに配られる大会オリジナルタオルを体に巻き、記念メダルを首にかけてもらうと、何とも誇らしい気持ちになった。

東京マラソンはたくさんの企業が協賛しているので、完走者にはさまざまなプレゼントが提供された。
個人的に嬉しかったのは、コニカミノルタの「FINISHER’s REPORT」だ。これは事前にFacebookかTwitterのアカウントを登録しておくと、10kmごとのタイムとゴールしたタイムを印刷して、その場で手渡してくれるサービスだ。SNS(交流サイト)と連携しているので、友人や知人の応援メッセージもリポートに一緒に載る。まさに、記念すべき1日の、世界でたった1枚のリポートとなる。いろいろと苦しいことはあったけれど、形のある記録が残るのは素直に嬉しい。
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