機械がランダムに選ぶBIG

 BIGの最大の特徴は、自分で試合結果を予想しなくていい点にある。一般的なサッカーくじ「toto(トト)」の場合、90分経過時点でホームチームが勝てば「1」、逆に負ければ「2」、引き分け・同点は「0」を、毎節13試合分について自ら予想して購入する。全て当たったら1等当選(=最高5億円)となる仕組みだ。

 世の中にはサッカーに詳しくない人もいる。それでもサッカーくじを気軽に楽しみたいという人向けに、機械がランダムに選んだ毎節14試合分の組み合わせを購入する。それがBIGだ。厳密に言うと、購入後に組み合わせが決まるため、内容が気に入らないからといってキャンセルはできない。

 では、なぜランダムに組み合わせを抽出しているはずのBIGで、宇宙誕生よりも稀な現象が起きたのか。BIGを運営する日本スポーツ振興センターに聞いてみた。


ツイッターで話題になっているくじは画像の加工とかではなく、実際に発売されたもので間違いないのでしょうか。

 「はい。実際に発売されたものだということで間違いありません。事実関係を確認しました」

ランダム出現で別々に購入した5口分が完全に一致するのは到底ありえない現象です。

 「かなり出るのが珍しいケースだとは認識しています。ですが、ランダムに発現する仕組みでも14試合分の組み合わせが重複することはありえること。ありえなくはない、可能性はゼロではないということです」

理論上、ビッグバンが起こるよりも低い現象です。何らかの不正やシステムの不具合があったと考える方が自然ではないでしょうか。

 「システムにいつもと違う、変わった動きがあったわけではありません。それもこちらで確認しました。外部からシステムに侵入した形跡、不正な操作の形跡も見つかりませんでした。発番の仕組みを調整している中でこうした出目になる可能性はあります」

システム不具合の可能性は検証しましたか。

 「開催回ごとに1と2と0の出現率に偏りがあるかどうかは常にチェックしています。全体の中での偏りという意味ですが、今回も特段の問題は見つかりませんでした。だから不具合はなかったと考えています」

現状のシステムを全く変えずに今後もくじの発行を続けるということですか。

 「はい、そのつもりです。システムを変える必要はないと考えています」