インターン経由の採用、17年卒では7~8割に

インターンではどんなことをするのでしょうか。

渡邊:大きく分けて、広告・マーケティング、マネジメント、ゲームというコースに応じて活動します。

 例えば、サイバーエージェントの広告戦略を考えてもらったり、過去の当社の歴史をデータや詳細な資料で振り返るなかで、自分が経営者だったらどのような意思決定を下していたか、どう動いたかを考えてもらったり、ゲーム開発の現場などを体験してもらったりします。当社は自分の会社のことが好きな人が多い職場ですから、そういった面でフィットするか、インターンでおおむね見極められると考えています。

 2017年卒採用では、インターン経由をもっと増やし、7~8割に高めたいと考えています。人物をしっかりと吟味したいからです。会社側、学生、双方にとって、ブラックボックスをなくすことが、お互いに納得できる就職活動になります。

どんな人材を求めていますか。

渡邊:サイバーエージェントは企業風土といいますか、カルチャーの強い会社です。当社の独特のカルチャーの持つ浸透圧に慣れてくれるかどうかが重要です。

 人格面では我々から見て、素直でいい人かどうか、サイバーっぽいかどうか、という話になってきます。付け加えるならば、大きな規模でチャレンジ、リスクを取れる人かどうか。入社後はプロジェクトの際に、メンバーの力の最大化などチームプレーも必要になります。単に頭の良し悪しだけでなく、あきらめずに協力していける素養がある人がいいですね。

 また、「圏外」の経験値を持っているかどうかも大事です。「圏外」の意味としては、簡単にできないことをやれるかです。例えば、富士山に登るのは現在一般的と言えるでしょうが、モンブランやエベレストに登るのは簡単ではありません、やや漠然としているかもしれませんが、そういったニュアンスで理解していただければと思います。

 応募者の中には学生時代に起業して、会社を3回潰したことのある人もいました。失敗の総量はこれまでチャレンジした経験が多いことだと、基本的には前向きに評価しています。

 インターン経由ではありませんが、内定者には少林寺で史上初の二年連続全国1位になった人物もいます。何かにのめり込んだり、忙しかったりしてインターンに参加できなかったものの、本選考経由でも逸材は少なくありません。こうした人は、オーラというか、圧力が違うと感じます。