何をアピールする人が多いのでしょうか。

日野:話の内容では、ゼミやバイト、サークルなどが多いです。パターンとしては、後輩を育てた経験などですね。話のレベル感の大小というよりも、何をしてきて、どう考えたか、そのプロセスを通じ、本人が持っているエネルギーの大小を重視しているつもりです。採用数の定員ありきではなく、2016年卒は特に人物本位で合否を決めました。

 面接でも、2016年卒採用では自由な服装で来てほしい、自分らしさをみせてほしい、という風に伝えるようにしました。皆がそろってブラックのスーツである必要はありません。バスケットボールのユニホームを着てきた人や、おしゃれな短パンをはいてきた女性など、様々な服装で来てくれました。

 化粧品会社は女性中心のイメージもあります。

日野:確かに、資生堂では店頭で接客する美容部員のイメージが強いせいか、女性ばかりの会社ではないかという声も聞きます。しかし、それは誤解です。営業や財務、研究開発、生産など男性も多く働いており、総合職採用は男女がほぼ半々となっています。

 資生堂を受けるにあたって、予めやっておいてほしいことはありますか。

日野:資生堂には幅広い製品・分野で様々なブランドがあります。商品を使ってみて、自分なりの感想などがあると最初の話が入りやすいかもしれません。あと、ホームページでは一律の情報しか掲載できていませんが、店頭の人に話を聞いてみたりすると、より深く会社研究が進むかもしれません。

関連情報(採用データ)
 2016年卒の内定数は約100人。約6500人のエントリーがあった。17年卒の採用はほぼ同規模。採用プロセスはエントリーシートや複数回の面接などで構成する。有価証券報告書(2014年4月~15年3月末)によると、連結の従業員数は3万3000人。うち国内化粧品事業1万1932人、グローバル事業2万572人など。単体の平均年齢は42歳、平均勤続年数は17.5年、平均年間給与は767万円。

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