紙おむつや生理用品、ペットケア製品を手がけるユニ・チャーム。中国や東南アジアなど海外へも積極的に販路を拡大しており、海外販売比率は61.4%にもなる。採用についてグローバル人事総務本部キャリア開発グループの清水直人シニアマネージャーに聞いた。
採用人数を教えてください。
清水:採用数は毎年50人前後です。2016年卒採用も48人でした。2017年卒採用も同程度を予定しています。文系と理系は半々。女性は全体の3分の1といったところです。職種は営業では男女比が半々、工場やエンジニア系の部署はほぼ男性、商品開発は男女比が6:4ぐらいです。

ユニ・チャームはES(エントリーシート)の届く量が多いと聞きましたが。実際はどれぐらいでしょうか。
清水:毎年、2万5000~3万件ほどでしょうか。倍率でいうと500~600倍ぐらいになります。
就活生に事前に知っておいてほしいことは何ですか。
清水:たくさんあります。まず、「ユニ・チャーム」とカタカナ社名ですが、外資系企業ではないということですね。四国の愛媛県が発祥の会社です。理系の活躍の場が広いことも知っておいてほしいことです。ただ、赤ちゃんの紙おむつや生理用品などの商品について男性はあまり馴染みがないためか、なかなか理解されにくいことが悩みです。逆に文系の女性はたくさん応募してもらっています。
あとユニ・チャームは研究開発もやりますが、「世の中の人に喜んでもらう商品にするんだ」というモノづくり。これをやりたい人でないと向かないと思います。「研究所で白衣」といったイメージではなく、たとえば消費者の家で赤ちゃんの横にはいつくばって、この紙おむつはなぜ漏れるのか、じゃあこう改良しよう、といったように、より良い商品にしようということに対して喜びを感じられる人でないと、当社には合わないと思います。
ほかにも、ユニ・チャームの社風に合う人のイメージを教えてください。
清水:3つあります。いろんな人の話を真摯に聞ける「素直さ」のある人。仮説は立てるが机上の空論でなく自分の眼で確かめる「現場主義」の人。なぜだというのを考え、仮説を立てて検証し、その繰り返しができるという「自分で考えられる」人ですね。
あと一番大事なのはユニ・チャームの理念に共感できるかどうかです。そこに共感できないと、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)や花王、ライオンでも同じ志望動機になってしまいますので…。
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