ストレスへの耐性が低そうな就活生も避けられがちだ。「一番つらかった出来事と乗り越えた経験を聞く」「なぜ?なぜ? と質問で深掘りしていくときの対処を見る」など方法は企業ごとに異なるが、当落の判断材料にしている企業が多い。「入社してすぐに休職・退職になると、本人や配属部署、採用担当者のすべてにいいことがない」(システム開発)ためだ。

優秀と認めつつ落とすことも

 最近では面接の代わりにグループディスカッションを導入する企業も多い。 面接だけでは測れないコミュニケーション能力や人柄を見るためだ。選考前のインターンシップや説明会でもいい人材を見つける目的で実施される。

 マニュアル本には「仕切り役やタイムキーパーなどを率先すべし」と助言が載るが、採用担当者によると「役割=高評価」というわけではない。「仕切っているだけ、時間計測するだけで、自分の意見を言わない就活生は人物を評価できない」からだ。

 「他人の話を否定ばかりする」「議論の流れをくまず、筋違いの話をする」といった就活生も落ちる可能性が高い。

 グループディスカッションは1グループ内で落とす人数を決めていない企業も多い。各人がしっかり発言し議論が深まれば全員通過もあるし、逆もある。

 話す態度や癖も見られているので注意したい。貧乏ゆすり、ボールペンをカチカチとノック、ほおづえをつくなど無意識に出てしまうものだが、「落ち着きがない人、精神的に幼い人といった印象を受ける」(サービス業)。

 選考では能力が高いと認めながらも内定を出さないこともある。これは「華やかな業界が好きそうだが、当社はお堅い鉄道会社」「ウチはチームプレー重視だが、個人プレーが合いそう」など社風に合わないと判断されたケースに多い。つまり落とされた理由は千差万別であり、内定が取れなくても気持ちを切り替えて次に挑むことが大事だ。

《本記事は、日経ビジネス2015年12月7日号スペシャルリポートを再構成しました》

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