経団連に加盟する大企業の会社説明会が3月から解禁となり、2017年卒大学生の就職活動が本格的に始まった。6月から選考も解禁となるため、わずか3カ月で志望企業を絞り込む必要がある。日経ビジネスオンラインは就活生を応援するため、就活のポイントを解説していく。
シリーズ
史上最短の決戦を勝ち抜け 就活2017のポイント解説

完結
18回
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JR東、鉄道知識は不要、論理的思考力が必須
社会インフラとして日常生活を支える鉄道事業。ここに魅力を感じる学生は多く、人気業種になっている。中でも最大手のJR東日本は志望者も多く、激戦の一社だ。採用について人事部 ダイバーシティ推進グループの中野有香氏に聞いた。
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JAL、破たん後は採用でも「感謝の心」を重視
インバウンド需要を受けて好調が続く航空業界。JAL(日本航空)も会社更生法を経て再上場を果たし、その後は安定した業績をあげている。採用戦略について人事部 採用・育成計画グループの佐藤雅範主任に聞いた。
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サイバーエージェント、「圏外」の経験値を求む
インターネット広告などを手掛けるサイバーエージェント。変化の激しいネット業界だけに未知の領域へもひるまず踏み込んでいけるバイタリティーを持った人材を求める。入社後のミスマッチを防ぐため、インターンを重視した採用方針を掲げ…
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住友商事、最初の面接では志望動機も聞きません
人気が集中する総合商社の中でも「どの分野もまんべんなく強い」ことを就活生に強く押し出す住友商事。若手社員の海外派遣に積極的なこともウリの一つだ。採用戦略について住友商事人事部採用チーム長の藤和恒氏に聞いた。
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良品計画、無印が好きなのと働くことは違います
今や海外でも高い知名度の「無印良品」を運営する良品計画。店舗や製品のイメージは簡素でナチュラルだが、そのブランドイメージを守っていくための仕事は生易しいものではない。心の強さとチームへの気配りを併せ持った人物が必要だ。
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ユニクロが海外インターンを実施した「事情」
ファーストリテイリングは2月、日本の学生を対象にした海外インターンシップをシンガポール、ロンドン、メルボルン、上海、台北の5都市で実施した。海外の法人や店舗で活躍できる「グローバル人材」の採用に本腰を入れ始めたからだ。
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資生堂、「常識をぶっ壊す人」を求む
長い歴史を持つ化粧品業界の名門、資生堂。目下、外部から招へいした魚谷雅彦社長の下、競争力強化や社内活性化に向けた改革が急ピッチで進行中だ。人事部の日野亜矢子氏は改革の先兵となるアグレッシブな人材を求めると話す。
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ユニ・チャーム、「なぜウチか」を掘り下げる
紙おむつや生理用品、ペットケア製品を手がけるユニ・チャーム。海外へも積極的に販路を拡大、海外販売比率は61.4%にもなる。採用についてグローバル人事総務本部キャリア開発グループの清水直人シニアマネージャーに聞いた。
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業界対策・広告会社編:人気だけにES突破が難関
広告会社はその華やかなイメージもあり、人気業種になっている。それだけに大手の電通や博報堂になると、採用数100人に対して1万人を超えるエントリーが集まるほど激戦となる。ではどうするか。
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業界対策・化粧品日用品編:イメージとギャップ
日用品や化粧品は知名度の高い企業が多いだけに、就職活動では激戦区の一つとなっている。実際の業務内容は厳しく、志望企業の理念や求める人物像を的確に捉えておかないと内定を得るのは難しいだろう。
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業界対策・鉄道航空編:時間厳守が鉄則だ
鉄道や航空など、大勢の旅客の輸送サービスを手掛ける交通系企業。規律正しさなどの基本的な素養があるのか、ES(エントリーシート)に続く面接ではてきぱきとした挙動が求められる。
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業界対策・金融編:大量採用ゆえのポイントは?
金融業界は1社で1000人前後も大量採用する会社が多いため、面談やキャリアセミナーという名称で早い段階から事実上の選考を行う企業が多い。自分が銀行向きか、証券向きか、まずは見極めてから動きたい。
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業界対策・総合商社編:学歴フィルターはある?
総合商社は就職人気ランキングで常に上位に入る。平均年収が1300万円を超えるなど収入面も魅力だ。ただしES(エントリーシート)の応募数が7000前後に対し、採用数は各社とも140人前後と狭き門だ。ではどうするか。
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データを駆使して良い会社を「発掘」する
企業を選ぶうえで参考になるのが各種の経営指標やランキングだ。客観的な情報を基にすれば、働いてみたい会社が効率的に見つかるはず。給与水準・女性活用・働きやすさについてランキングを掲載した。
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ブラック企業を見極めるポイントはここだ
せっかく入社した企業がブラック企業だったら報われない。未だ明確な定義はないが、長時間労働や賃金不払いといった違法なブラック企業と、法は犯していなくても人を使いつぶすブラック企業がある。
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スケジュールを制する者が就活を制する
就活2017では6月初旬に横並びで選考を行う企業が多く、4~5月に「面談」とESの提出締め切りがかなり重なると考えられる。この時期はかなり忙しくなると自覚して、事前にできることを準備しておきたい。
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就活にまつわる噂のウソ・ホントを徹底検証
就活生にとってこれから始まる説明会や面接は初めてのことばかり。それだけに情報収集が重要になるが、噂に戸惑うことも少なくない。そこで就活にまつわる噂を徹底調査した。「説明会で質問すると優遇される」ってホント?
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こんな学生は採らない 人事が語る「残念な人」
史上最も短い決戦となる就活2017。日経ビジネスオンラインは就活生を応援するため、本日より毎日、ポイントを解説していく。第1回は人事の本音に迫り、エントリーシート(ES)や面接で落としたくなる就活生の共通項を探った。
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従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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