問2:具体的には、どのような影響がありましたか

・10人ほどの患者が雑誌の切り抜きを持ってきて、「薬を飲んでて大丈夫か」と聞いてきた。(40歳代勤務医、脳神経外科)

・3人ほどから「私の飲んでいる薬が週刊誌に載っていましたが、どうなんでしょうか?」と尋ねられた。うち2人は、重要性や副作用の頻度、万が一副作用が出た時の対処法など、こちらが詳しく説明し分かってもらえました。しかし1人は、何を言っても聞いてくれず、週刊誌の方を信じて薬を止めてしまいました。最終的には患者さんの判断なので、自己責任でする分にはしょうがないです。(50歳代勤務医、外科)

・長く通っている人は内服中止などの問題はないものの、相談を受けた結果として診療時間が延びた。外来が長くなった分を請求したいくらい、腹が立っている。(50歳代勤務医、内科)

・ずっと高コレステロール血症で内服されている患者から、今後の治療の要否について質問されました。「飲む方が良いというエビデンスがある一方、飲まないほうが良いという明確なエビデンスはなく、また副作用については定期的にフォローしていますが、最終的に決めるのはあなたです」というような話をしました。今は継続治療しておられます。(50歳代勤務医、内科)

・「あの記事は本当か?」という質問は多いが、薬をやめたり拒否した患者はいない。(60歳代診療所勤務医、内科)

・手術を提案しても週刊誌を出されて拒否された。(30歳代勤務医、消化器外科)

・飲んではいけない薬に入っていた薬剤を中止し、脂質や血糖コントロールが非常に悪化した患者がいた。(40歳代勤務医、代謝・内分泌内科)

・当院に転院したばかりの患者さんが、自己判断で降圧薬を中止した。だが中止後も血圧は安定していたため、本当に不要だったのかもしれない。(40歳代開業医、代謝・内分泌内科)

・あの記事が噴飯ものであることを説明。大半は理解していただけたが、薬価が高いことに不満があった患者さんはジェネリックに変更した。(60歳代開業医、内科)

・以前はマメに(このような記事を)読んでいましたが、今は気にしません。中にはそういう話をされる方もいますが、自分の考えをお話しさせていただいています。(50歳代開業医、整形外科)

・危険な薬を出していると誤解され、良好だった医師・患者関係にひびが入った。(60歳代開業医、消化器内科)

・患者に直接的に言われることはないが、不信感を持たれている可能性はある。(30歳代勤務医、麻酔科)

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