■後日談
 取材を通じ、陣内氏から新たな情報が寄せられましたので追記します。

 「その後、4月18日に建築会社の対応があり、倒壊の可能性はなし、余震が続けば3~5階に関しては壁材の崩落がすすむが、1~2階は修復すれば診療に使える、との判断がありました。
 現在、まずは館内1~2階での完全な外来機能回復に向け、壁面改修、水道管・情報ケーブルなどのインフラ補修などの復旧作業を進めている状況です。

 ただ、当院は糖尿病専門医機関であるため、インスリン治療を行っている患者さんへのインスリン供給は絶対に断てません。現在、駐車場から病院倉庫とガレージに診療拠点を移して、医療相談、処方を継続しております。

 ありがたいことに、病院ブログの記事をみた関係各位や卸さんの協力にて1カ月分の物資が確保でき、お薬も製薬会社さんの協力にてお薬も安定供給いただいています。

 たくさんの方のご協力でこのまま継続できる見込みです。「支援がなければ絶対に乗り切れない」という現実を痛切に感じます。

 支援物資が届かない避難所や拠点施設がまだたくさんあります。各地からの支援物資が被災地全域にいきわたり、1日もはやく様々なインフラの障害が解消されることを願っています。」

医療法人社団 陣内会 陣内病院の概要
理事長の陣内富男氏(左)と陣内秀昭氏
理事長の陣内富男氏(左)と陣内秀昭氏
開設:1977年4月
標榜科:内科、糖尿病内科、循環器内科、神経内科、眼科
許可病床数:38床
職員数:83人(医師8人、看護師38人、薬剤師2人、臨床検査技師6人、管理栄養士4人、放射線技師2人、臨床工学技師2人、事務スタッフ12人、その他9人)

陣内病院の病院理念:陣内病院の使命は、糖尿病の診療・検査・教育・研究によって、患者さん一人ひとりに適切な糖尿病治療を提供し、合併症予防と進展阻止を行い、患者さんに健康長寿を全ういただくことにあります。私達は、糖尿病を持つ人々が「糖尿病のある豊かな人生」を実現するため、医の心を持って治療を行います。

この記事は日経メディカルに2016年4月19日に掲載された記事を一部改編したものです。内容は掲載時点での情報です。