母子伝播による先天梅毒は13例が報告された。

 今年3月までの報告についても分析し、「昨年と同様な傾向で増加が継続している」との見方を示した。全国的に増加が見られ、特に東京都と大阪府、そしてその周辺の地域からの報告が多い。感染経路別では、男女の異性間性的接触例の増加傾向が続いており、「母子伝播による先天梅毒の増加も懸念される」と指摘している。

 対策としては、特にリスクが高い集団に対する啓発活動が重要としている。具体的には、(1)不特定多数の人との性的接触はリスク因子である、(2)コンドームを適切に使用しないことがリスクを高める、(3)オーラルセックスやアナルセックスでも感染する、(4)梅毒は終生免疫を得られず再感染する――などが啓発ポイントとしている。

この記事は日経メディカルに2016年4月14日に掲載された記事を一部改編したものです。内容は掲載時点での情報です。