- 操作性、セキュリティに問題が無い事を条件に、推進したい。(30代、勤務医、総合診療科)
- 遠隔診療は言語と視覚の世界であり、触診など非言語の領域が抜け落ちてしまい、ものにならない。しかしある領域では、ある程度有効なのかもしれない。(40代、勤務医、呼吸器内科)
- 診断能力およびその画像検査自体が適切か否かの精度管理も必要でしょう。(50代、勤務医、放射線科)
- 救急隊からの情報は有効に活用したい。(50代、勤務医、救急科)
- 高齢者が遠距離を自力運転で来院されるのを,いつも不安に思っている。同意(家人も)が得られる患者さんから積極的に使用すべき。(50代、勤務医、循環器内科)
- 北海道は医療圏が広く、交通の便が良くないので、患者側、医療者側双方にメリットがある。例えば、以前勤務していた病院では、医療圏が四国全体と同じ面積だった。但し、遠隔医療のみだと見落としが増えるので、2回に1回は受診を義務付けるとか、見落としがあった際もある程度免責するなど、対抗処置が必要。(30代、勤務医、呼吸器内科)
- 当院は県庁所在地に立地し遠隔診療は行っていません。訪問診療を行っています。(40代、勤務医、一般内科)
- 近くにみてくれる医師がいてこその遠隔医療と思います。(50代、勤務医、一般外科)
- 過疎地も含めて国内全域に医師を配置することに国も医師会も責任を持っていない現状からすれば、遠隔診療でも一応は全域をカバーする体制を作るべきだろう。警察官・教師・医師は全国に配置するべき「公務員」なんじゃないか、と今は思うようになった。(60代、勤務医、耳鼻咽喉科)
- 基本的には実地診療だが、離島などの遠隔地の患者さんの画像や動画(エコーなど)・眼底写真・皮膚疾患を伝送して専門医のアドバイスを受け、現地で治療するか紹介するかを決めることは重要だと思います。これだけ機器が発達したのを利用しない手はないと思います。(50代、勤務医、小児科)
- 誤診したと患者が訴えた場合の責任が明確にされていない。(60代、勤務医、病理科)
- ワークライフバランスの問題が残る。(50代、勤務医、総合診療科)
- 積極的に推進していくべきだが、患者リテラシーの向上も併せて推進するべき。(50代、勤務医、消化器外科)
- 医師の多様な働き方(産休・育休など)にも貢献する制度と考えられるため、賛成。(20代、診療所勤務医、総合診療科)
- 都心の大病院では、遠隔医療の患者メリットは「待ち時間の無駄の短縮」だと思う。しかし待ち時間の解消を真剣に取り組みさえすれば、あとは、慢性疾患の処方日数を延長して、通院頻度がさがれば、患者側も医師に直接会うことの方を望むことが多いのではないか?離島や医療過疎地域とは別に考えるべき要素もあると思う。(40代、勤務医、消化器内科)
医師3484人に聞く「遠隔診療どう思いますか?」
自ら行う気はないが患者の利便性には期待
この記事のシリーズ
2017.2.22更新
-
認知症患者の免許、医師の6割「確認してない」
2017年3月施行の改正道路交通法により、75歳以上の高齢者が運転免許を更新する際に認知症のおそれがあると判定されると、医師による認知症の診断が求められるようになる。
-
将来ビジョン構築と働き方改革こそが焦眉の急
2014年の就任以来、厚生労働大臣として医療政策の積極的な舵取りを続けてきた塩崎恭久氏。昨年12月には、毎年の薬価調査を柱とする薬価制度改革の基本方針も打ち出した。一連の施策の狙いはどこにあるのか、塩…
-
医療事故調制度の「目的外使用」が続々明らかに
医療事故調査制度の開始から1年が経過した。初年度の実績からは、制度の対象事案であるのに第三者機関へ報告しなかったり、逆に必要がない事案を報告した例が見られるなど、制度への理解が不十分な実態が明らかにな…
Powered by リゾーム?