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シリーズ
医論・異論 from 日経メディカル

完結
19回
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認知症患者の免許、医師の6割「確認してない」
2017年3月施行の改正道路交通法により、75歳以上の高齢者が運転免許を更新する際に認知症のおそれがあると判定されると、医師による認知症の診断が求められるようになる。
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将来ビジョン構築と働き方改革こそが焦眉の急
2014年の就任以来、厚生労働大臣として医療政策の積極的な舵取りを続けてきた塩崎恭久氏。昨年12月には、毎年の薬価調査を柱とする薬価制度改革の基本方針も打ち出した。一連の施策の狙いはどこにあるのか、塩崎氏本人に聞いた。
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医療事故調制度の「目的外使用」が続々明らかに
医療事故調査制度の開始から1年が経過した。初年度の実績からは、制度の対象事案であるのに第三者機関へ報告しなかったり、逆に必要がない事案を報告した例が見られるなど、制度への理解が不十分な実態が明らかになった。
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医師の9割が救急車の有料化を支持
救急車を要請した事案の多くが軽症患者であるとの理由から、対策としてしばしば浮上する利用の一部有料化。日夜救急患者を受けている医師たちは、救急車の有料化についてどう思っているのだろうか。Webアンケートで聞いてみた。
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医師3386人に聞く「大学病院長はどう選ぶ?」
相次ぐ医療事故などで、大学附属病院の運営におけるガバナンス強化策が課題となっている。これまでは医学部教授会などでの選挙で選ばれることが多かったが、本来はどうあるべきなのか?医師3386人に「大学病院長はどう選ぶ?」かを尋…
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オートファジーって何? 疾患とのかかわりは?
ノーベル生理学・医学賞の受賞を受け、10月3日の夜、記者会見に応じた東京工業大学大隅良典栄誉教授は、「役に立つかどうかという観点でばかり科学を捉えると、社会をダメにすると思う」と話し、基礎研究の重要性などを強調した。
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週刊誌の医療ネガティブキャンペーンどう思う?
一部週刊誌が「医者に言われても受けてはいけない手術・飲み続けてはいけない薬」といった大きなネガティブキャンペーンを張った。日常診療にどのような影響があったのか?医師3587人が回答した調査結果を紹介する。
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人間医師が人工知能の前でカブトを脱ぐ日
「人工知能は人間に勝てるか」という話題を耳にすることが多くなった。現時点では「人間医師が要らなくなることはない」という意見が主流派だが、最近、「医療の世界も人工知能に取って代わられる日が来るかもしれない」と思うようになっ…
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45%の医師が値段で薬を変更した経験あり
効果が高そうな新薬を使いたいが、薬代を安くしたいと患者に請われれば、処方を変更せざるを得ない。45%の医師はそうした経験をしているようだ。
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10年ぶりに見直されるか? メタボ健診
生活習慣病の発症予防を目的とする特定健康診査(メタボ健診)。既存の基準ではリスクが高い非肥満者を拾い上げられないため基準の見直しが議論され、厚労省の2つの検討会で相反する結論が出た。中間取りまとめは今夏を予定するが―。
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英EU離脱で「社会保障に先行き不透明感」
日本医師会の会長選挙が行われ、現職の横倉義武氏が3選を果たした。横倉氏は英国のEU離脱による日本経済への影響を念頭に、「社会保障の先行き不透明感が強まっている」との懸念を示した。
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もも、つぶし、おぼさん…に困惑した先生たち
医師3195人に聞く「患者の言葉、分からなかったことは?」の調査結果第2弾。「もも」「つぶし」「おぼさん」…これ全部、体の同じ部位を指すのですが、わかりますか? いやはや、方言は深い。
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患者が坐薬を味噌汁に溶かして飲んでいたワケ
医師が慣れない地域で診療する場合、その地域特有の方言の聞き取りも問題となる。日経メディカル Onlineでは、医師を対象に方言に関するアンケートを実施。方言が引き起こす、医師と患者の間の"カン違い"の数々とは。
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病院は壁面損傷、ガレージで診療対応中です
「ホームページをリフォームして初めての公式ブログに掲載する記事がこんな記事になるとは」。このような書き出しで、熊本市中央区にある陣内病院院長の陣内秀昭氏は、「病院ブログ」に被災した医療機関の真実を綴っている。
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梅毒の流行が止まらない、1~3月で883人に
2011年から増加が続く梅毒の流行が加速している。国立感染症研究所によると、1月から3月までに883人の患者報告があり、昨年同期間の440人から倍増した。感染研は、先天梅毒の増加も懸念されると注意喚起している。
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医師3484人に聞く「遠隔診療どう思いますか?」
遠隔診療はへき地、離島に住む住民向けが中心だったが、2015年8月に厚労省から出された通知「情報通信機器を用いた診療(いわゆる「遠隔診療」)について」を受けて、最近、様々な企業が遠隔診療を支援するサービスを始めた。
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2040年には医師が1万8000人余る!?
厚生労働省は3月31日、「医師の需要を大きく見積もっても、2040年には医師の供給が需要を1万8000人程度上回る」と推計を明らかにした。同時に、医師の地域・診療科の偏在に関する課題と対策について、検討すべき論点を提示し…
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介護現場でなぜ不評?政府「介護離職ゼロ」対策
政府は2015年11月、「1億総活躍社会」の実現に向けた緊急対策を打ち出した。中でも重点を置いたのが、親などの介護のために離職せざるを得なくなる人をなくす「介護離職ゼロ」対策。ただ、現場からの評判は、あまり芳しくない。
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本当に必要?インフルエンザの登校許可証明書
インフルエンザにかかった子どもが回復し、登校しようとする際に面倒な存在なのが、医師の署名が必要な「登校許可証明書」。サインをもらうためだけに医療機関を訪れるのは手間だし、医師に対しても申し訳ない。そもそも、証明書は必要な…
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
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話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
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10 Questions
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ファクトフルネス思考
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
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グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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