現在の申し込み数と、顧客獲得数の目標は。

赤尾:4月時点で1万件を超えました。販売チャネルは全国に約300あるエイチ・アイ・エスの店舗、コールセンター、インターネットです。現在、年間約300万人が弊社のサービスを利用して旅行へ行っています。その1割となる30万人は電気の顧客として獲得したいです。数年かけて実現したいという目標になるでしょう。

 主要なターゲットはファミリー層です。今年1月3日~2月1日にかけて、旅行と電気の同時申込みで旅行代金を割り引くキャンペーンを実施しました。海外旅行で3000円、国内旅行で1000円を割り引くというものです。今後も、書き入れ時である夏季に割り引きキャンペーンを実施するなどして、ファミリー層の顧客を増やしていければと思っています。

全国の店舗で電力小売りを実施中

旅行業との相乗効果を上げるための戦略はありますか。

赤尾:電気代を支払うとポイントが貯まり、そのポイントを旅行代金に充てられるようなサービスを検討しています。暮らしの中で節約した電気代を通じてまた旅行に行ってもらうというサイクルを作れればと思っています。こうしたサービスをなるべく早く実現したいです。

長期的な戦略を教えてください。

赤尾:大手電力会社と違い、大規模な設備を持っているわけではありませんが、そこが強みになります。システム化も進めて固定費を抑えます。本業との相乗効果を狙う目的もありますが、事業参入するからには、電力小売り事業単体での継続的な収益確保を目指します。顧客獲得のペースを見ながらになりますが、安定した電源を確保していくために、新たな発電所の建設も視野に入れています。

エイチ・アイ・エス本社未来創造室(会長室)の赤尾昇平室長