夜間料金の時間帯を拡大した

新しい料金プランにはどんな狙いがありますか。

明徳:新料金プランとして「e(イー)スマート10(テン)」を発表しました。安くなる夜間の時間帯を10時間に設定しています。従前から夜間料金は設定していました。ただその時間が夜11時から朝7時までだったので、蓄熱機器を持っていないお客様は使いづらいという話がありました。
 出勤前や就寝前でも価格メリットを受けられるように、夜22時~朝8時までと時間を拡大しました。
 ただどちらかというと電気使用量が多いお客様の負担を軽減するメニューを設定しています。
 夜間にどれくらい電気を使われるかによって値下げ幅も異なりますが、人数が多い世帯で年間3700~6900円お得になると思っています。(規制料金に比べて)4~7%の値下げ幅になります。

 電気の付帯サービスとして、水や窓ガラス、玄関の鍵のトラブルに対応した駆けつけサービスがあります。また、飲食店などの優待サービスや提携各社のポイントが貯まるサービスもあります。
 スマートメーターの普及が進んでいるので、電気使用状況の見える化サービスも充実させます。
 これらの付帯サービスは通常月額100円かかりますが、「eスマート10」加入者は、1年間無料で利用できます。

駆けつけのサービスの担い手はどんな方なんですか。

明徳:もともと営業などの社員たちです。省エネのコンサルティングなど電気に詳しい社員たちです。料金プランの説明もさせていただきます。

お客さま本部の明徳毅・営業企画部長
お客さま本部の明徳毅・営業企画部長

夜間料金の割引に焦点を当てた狙いは何でしょうか。

明徳:比較的設備を持っていますので、設備の利用率を上げていきたいという狙いがあります。その上でメニューとして使いやすいように時間帯を広げました。

電源に占める原発の比率が高いという理由もあるのでしょうか。

明徳:原子力だけではなく、石炭火力も含めてベースとなる電源があるということが1つの理由です。

関電の100%子会社のケイ・オプティコムも、電力小売りに参入します。どのようにすみ分けていくのでしょうか。

明徳:ケイ・オプティコムは光通信でかなりのシェアを持っています。ライバル会社が通信と電気をセットに売りにすることを考えて、ケイ・オプティコムは通信の顧客に電気をセットで提供します。
 通信を守り、通信を獲得するための戦略です。電気単体であれば関西電力で、通信とセットであればケイ・オプティコムはどうでしょう、ということです。

通信はケイ・オプティコムと、携帯電話はKDDIとセットで攻めるということですか。

明徳:そうですね。ただ、その2社にかかわらず、アライアンスを拡大したいと思っています。

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