スタジオジブリは国宝の「鳥獣戯画」に動きを付け、テレビCMに仕上げた
スタジオジブリは国宝の「鳥獣戯画」に動きを付け、テレビCMに仕上げた

 実は(テレビCMの話は)いろいろな会社の候補があって、いいところまで行くけどダメだった。

 偉そうで申し訳ないけど、福田さんには感心しました。その話を聞いてから(鳥獣戯画の採用を)を決断するまでの時間がすごく短かった。福田さんに感謝しています。

どれくらいで決めたのですか。

福田:2日間で決めました。

 はじめは森のイメージを想定していました。ただ鈴木さんの鳥獣戯画への熱さがものすごく伝わりましたから、「これはいろいろ説明しても鳥獣戯画しかやらないな」ということがすぐに分かりました。

 次は鳥獣戯画と丸紅新電力を結びつけることを考えました。ジブリ美術館に私の上司とその奥さんを連れて行き、上司を説得しました。

 ストーリーとしては、「変えてはいけない守るべき日本」と「新しいものをやっていく」という点において、150年以上の歴史のある丸紅とCMが重なりました。

 今回のプランGは4月1日時点のメニューです。今後はいろんな意見を取り入れながらメニューを充実させていきます。

 お客さんが電気を買うのではなく、電気を作るのを含めて、プランGに参加していただいて、我々と一緒になって日本の目指すべきエネルギーを考えていくようにしたい。

 プランGの参加者は、発電所を見学できるようにします。我々の発電所は自然のど真ん中にあり、美しい発電所です。周りにジブリのフィギュアがあるなど、今までとは違う発電所を作りたいと思っています。

 そうしたプロジェクトに出資していただくプランにも発展させていく計画です。

鈴木:本当は「G」にせよ、そういう所に使われるのは嫌なんですよ。ただ福田さんは自分が思ったら必ず実現するという熱い人です。

プランGの契約者は、保全活動に貢献していることがどのように分かりますか。

福田:みなさんにウェブで、森の保全活動を分かりやすく伝えたいと思っています。情報の共有を心がけます。

プランGにおいて再エネの位置づけはどうなっていますか。

福田:洋上風力発電や小水力発電、バイオマス発電などの国産の再エネは、極力小売りに活用したいと考えています。

 ただ制度上、再エネとそれ以外をどのように区分けしていくかは、今後検討していきます。

 誤解がないように伝えますと、プランGとプランSで電源構成が変わる訳ではありません。あくまでプランGの電気料金の一部を、森の保全活動に使うということです。

鈴木:再エネについては、基本的に賛成という立場です。

 日本に1億2000万人がいて、その人たちが使う電気量はどのくらいが適正なのかを考えています。

 私自身も結構電気を使っています。その一方で無制限に電気を使うことは「どうかしてんじゃないかな」という部分があります。みんなで考えていくべき問題じゃないかなと思っています。

 今後の丸紅さんのプランに対しては、一つひとつちゃんと検討して、僕らも確認してやっていきたいと思っています。

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