「時代を先取りしすぎると会社はつぶれる」

センスですね。

堀江:いやいや、目の前に具体化してきたときに対応するのがコツであって、時代を先取りしすぎるとダメ。システムを整備して待ち構えていると、先行投資をしすぎて会社がつぶれることってよくあるんですよね。

 優秀な人は、はるか先の時代まで考えるんだろうけど、それは意外と失敗する(笑)。商売というのは昔から言われるように、2番手が得するんです。

自動運転が普及する世界はまだ具体的に見えていません。イエローハットの社内ではどんな議論をしているのでしょうか。

堀江:しない。議論なんてしてもしょうがないよ。したとしても遊びみたいな話でさ。だから現場には、先のことを考えるより足元で商売を取ってこいと言っています。今月はちゃんと売ったんかいと。やっぱり商売は2カ月、3カ月先の種をまいておかないとあかん。そんな5年先、10年先なんかどうでもいいわって。それは私が考えることかもしれないですね。

 考えているだけで、何も布石を打つ必要はないんですよ。設備投資とか何かをやって、お金をつぎ込むと損をする可能性がある。だからイエローハットでは、店舗に電気自動車の充電設備は用意していない。本当に必要になったときにやればいい。

 自動運転も同じ感じ。こんな世界になりそうだとか、もうちょっと計算ができるようになってから、考えようと思っています。

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