見えてきた クルマの未来

人間がハンドルを握ってクルマを運転する光景は、遠からず消え去る。
未来のクルマを操るのは、判断能力を備えたAI(人工知能)と半導体だ。
その「頭脳」を支配する企業は、莫大な富と権力を握ることになる。
監視カメラやVR(仮想現実)を得意とするベンチャーが名乗りを上げ、
パソコンやゲーム、スマートフォンを制した王者たちが殴り込みをかける。
自動車メーカーは主導権を手放すまいと、新興勢力をてんびんにかける。
野望が激突する競争の構図からクルマの未来が見えてきた。