アレクサと会話する食卓も

小竹:すごくあると思います。食の満足度を左右するのって、美味しい食材やレシピだけでなく、誰とどんな時間を過ごせたかという食事体験全体の豊かさだと思うんですよね。

 クックパッドの若い社員と話していると「アレクサと会話しながら食事するようになって、一人暮らしの料理が寂しくなくなってきた」という子もいて。きっとコミュニケーションを重ねるうちに、スマートスピーカーの中に誰かが入っているような感覚が生まれてくるのかなと。

 最近のキッチン周りの新しいテクノロジーには、単に時短や節約といった機能を超えた、「楽しさの創出」が感じられてワクワクします。料理というものが、働き方改革の結果生まれる「残業は減ったけれど、家に早く帰って何をしたらいいか分からない」という新たな悩みに対してのソリューションにもなるのではと本気で思っています。

 正直、アマゾンという会社のイメージが変わりました。以前はスピードや効率性を重視したクールな印象だったんですが、このスマートスピーカーを使うようになって、すごく人間味を感じるようになって。

柳田:そう言っていただけると嬉しいです。