“売れるデザイン”を解き明かす雑誌「日経デザイン」での好評連載。これまでnikkei BPnetで転載(バックナンバーはこちら )していたコラムを、本年からは日経ビジネスオンラインでお届けしている。今回は、即席麺大手のサンヨー食品が2016年10月に発売した「サッポロ一番 和ラー 両国 ちゃんこ鍋風」と、東洋水産が2017年3月に発売した「MARUCHAN QTTA SHO-YUラーメン」のパッケージデザインの好感度を比べた。

 今回の調査対象は、最近登場したカップ麺「サッポロ一番 和ラー 両国 ちゃんこ鍋風」( A )と「MARUCHAN QTTA SHO-YUラーメン」(B)。

 A とB 、どちらの商品を買いたいかを聞くと( Q1 )、A が72.0% と圧倒的に支持されていることが分かった。

 即席麺大手のサンヨー食品は、日本各地のご当地料理や郷土料理をラーメンにアレンジした「サッポロ一番 和ラー(以下、和ラー)」シリーズを2016 年10 月に発売した。発売直後から売れ行きが好調で注目を集めている。

 和ラーのコンセプトは、「日本の良さを再発見できる〈和文化ラーメン〉」。パッケージには和風のロゴマークとシズル感のある料理写真をプリントしているのが特徴。今後、全国の料理をアレンジした商品を投入していく。

 一方、「MARUCHAN QTTA(以下、クッタ)」は、東洋水産が2017 年3 月に発売した。同社は、10〜20歳代におけるカップ麺の購入率が全世代の中でも低いことに着目。若い世代に訴求する新製品としてクッタを投入した。

 金の地色にロゴマークを赤で大きくレイアウトしているのがパッケージの特徴。スタイリッシュな印象で、ロゴが英文字で麺を連想させる語が使われていないため、側面を見ただけではカップ麺とは分かりにくい。容器下部にレイアウトされた白い吹き出しは、食べ終わった満足感を表現していると言う。