2017年の年の暮、ソフトバンクグループがシェアリングエコノミー大手のウーバーに大型出資を決めたと報道が相次いだ。ソフトバンクは数千億円をウーバーに投資する模様だ。ウーバーは2009年に創業し、世界各国のタクシー業界や規制機関と激しいバトルを繰り広げながらも、会社評価額は5兆円を超える規模にまでケタ違いに成長した。ここまでウーバーを大きくした前CEO、トラビス・カラニックは何者か? その成功と落日の真相を、世界的ベストセラー『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』の著者、ブラッド・ストーンの新刊『UPSTARTS UberとAirbnbはケタ違いの成功をこう手に入れた』から、一部を抜粋して連載する。
シリーズ
UPSTARTS ウーバー創業者の成功と落日

完結
4回
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ウーバーのカリスマ、「孤独な失脚」の真相
世界各国のタクシー業界や規制機関と激しいバトルを繰り広げながらも、会社評価額が5兆円を超える規模にまで、ケタ違いに成長したウーバー。同車を率いた前CEO、トラビス・カラニックとは何者か? 連載第4回はカラニックの“落日”…
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ウーバーを迷走させた「反感を買う才能」とは
世界各国のタクシー業界や規制機関と激しいバトルを繰り広げながらも、会社評価額が5兆円を超える規模にまで、ケタ違いに成長したウーバー。率いた前CEO、トラビス・カラニックとは何者か? 連載第3回はカラニックを巡る“混沌”。
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ソフトバンクが8000億投じたウーバー、創業秘話
世界各国のタクシー業界や規制機関と激しいバトルを繰り広げながらも、会社評価額が5兆円を超える規模にまで、けた違いに成長したウーバー。率いた前CEO、トラビス・カラニックとは何者か? 連載第2回は創業当初のカラニック。
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ウーバー誕生前夜「血と汗とラーメンの時代」
世界各国のタクシー業界や規制機関と激しいバトルを繰り広げながらも、会社評価額が5兆円を超える規模にまで、ケタ違いに成長したウーバー。率いた前CEO、トラビス・カラニックとは何者か? 連載第1回は創業前のカラニック。
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全8回