47都道府県の地元密着型スーパーマーケットを訪ね歩き、従業員さんにインタビューをし、味とデザインの両面からおいしいものを探した新刊、『地元スーパーのおいしいもの、旅をしながら見つけてきました。47都道府県!』。
その中から、出張で立ち寄った際に、おいしいのはもちろん、お土産として「自分で移動中に楽しめる」「数があって会社でばらまける」「家に持ち帰って家族を喜ばせる」ものを厳選し、日経ビジネスオンラインでご紹介していきます。
15回目は愛媛県の松山市。
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足掛け4カ月で47都道府県を取材した、日本全国スーパーマーケットの旅。
松山市を訪れたのは10月の後半で、ちょっと肌寒さを感じる日であった。松山といえば道後温泉。時間的余裕はないと思いつつも行ってみると、なんと無料の足湯スポットがあちこちに! 15分ほど浸かると、思った以上に疲労が回復する。足湯のハシゴもおすすめだ。
訪れたのは松山市を中心に展開する「サニーTSUBAKI・道後店」。平日の昼間から地元のお客さんで賑わう、お惣菜が評判の人気店。店頭の生鮮は愛媛の野菜にこだわった品揃え。普段余り目にすることのない、50cmほどもあるツヤツヤとした「長ナス」の姿は圧巻だった。
今回も「車中(主に新幹線などの車内で、自分で楽しむ)」「会社(いくつか個数が用意でき、大人数に配れそうなもの)」「家庭(家族が喜んでくれそうなもの)」と、目的別に分けて選んでみた。
「車中」のためのお土産

愛媛の養殖ではピカイチと評判の「鯛一郎クン」ブランド。プリッと締まっていて美味。天然の鯛との食べ比べイベントでは、ほとんどの人が判別できなかったそうだ。
松山で豊富に獲れるちりめんじゃこの揚げかまぼこ「じゃこてん」も一緒なら、ビール飲みには完璧な組み合わせ。じゃこの風味がふんだんで、醤油なしでも意外にイケる。
「会社」のためのお土産

乾燥させたかまぼこをかなり薄く削ったもので、向こうが透けて見えるくらいだが、弾力のあるしっかりとした歯応えがユニーク。お弁当の片隅に、白いご飯に、そばやうどんに、ちらし寿司にも合う。松山のかまぼこやちくわはピンク色がスタンダード、日常を華やかにしてくれるそうだ。
しっかり入っている割には軽いので、あげる方ももらう方も、持ち運びにありがたい。
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