「家庭」のためのお土産

「塩納豆」(加藤敬太郎商店)

 本文で話題に触れた、私の庄内での大本命。ベストオブ納豆。

 庄内の伝統的な保存食で、米糀や昆布と一緒に漬け込まれており、食感はトロトロ。糀の甘味と昆布のダシ、塩が絶妙なバランスで、スプーンでご飯に掛ければ何杯でも行けそうだ。

 もう一つ、山形の「雪割納豆」(ゆきんこ)という、納豆の味噌漬けとも言える濃厚な味わいの納豆もおすすめ。もし家族が納豆好きなら、この2点さえ持ち帰れば抜群に楽しい夕飯になりそうだ。ご飯だけでなく、それぞれに合う素材を皆で試してみるのも面白い。

 取材は秋だったので、山形のスーパーは「芋煮会」の受注合戦で沸いていた。

芋煮会用の食材や道具の数々

 外で鍋を囲み大人数で食べるのが通例で、その素材から道具、食器までを、地元のスーパーがギリギリの出血大サービスで請負う。中には、道具をレンタルにしてゴミの回収と一緒にしてくれるようなケースもあり、サービスは激化している。

 山形の芋煮は地方により、醤油ベースだったり味噌ベースだったり、具材が違えばダシの味も変わるらしいので、いつか長めに滞在してそれぞれの違いを堪能してみたい。このような料理は、さすがに現地に行って現地の素材で味わうのが一番だ。