47都道府県の地元密着型スーパーマーケットを訪ね歩き、従業員さんにインタビューをし、味とデザインの両面からおいしいものを探した新刊、『地元スーパーのおいしいもの、旅をしながら見つけてきました。47都道府県!』。

 その中から、出張で立ち寄った際に、おいしいのはもちろん、お土産として「自分で移動中に楽しめる」「数があって会社でばらまける」「家に持ち帰って家族を喜ばせる」ものを厳選し、日経ビジネスオンラインでご紹介していきます。

 第11回は山梨県の甲斐市。

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 取材した日、記録破りの早さである11月の積雪が関東を襲った。東北や北海道のみなさんからしたら日常的な量かもしれないが、関東地方では15cmの積雪でも大騒ぎである。この時も電車は遅れに遅れ、ヒヤヒヤしながら甲府駅のひとつ先、竜王駅にたどり着いた。

 幸いアポイントを入れていた「オギノ・竜王店」は駅からすぐ。雪も小降りになり、青空も少しだけ見えていた。各店でインタビューに答えてくれる店員さんはベテランであることが多いが、このときはフレッシュな新卒さん。若い店員さんがどんなお話をしてくれるか、それもまた楽しみな取材であった。

 今回も「車中(主に新幹線などの車内で、自分で楽しむ)」「会社(いくつか個数が用意でき、大人数に配れそうなもの)」「家庭(家族が喜んでくれそうなもの)」と、目的別に分けて選んでみた。

「車中」のためのお土産

「かいじ寿司」(オギノ)

 山梨県は東京のお隣りだというのに、今回の取材で惣菜売場を訪れるまではまったく知らなかった「かいじ寿司」。店員さんの大好物だそうで、人と集まるとこの寿司をつまんで大いに盛り上がるらしい。

 普通の寿司と何が違うかというと、全ての握り寿司のネタに穴子のタレが塗ってあるのだ。そして基本はサビ抜き。数十年前にオギノが発売し、今やご当地寿司としてすっかり定着している。

「会社」のためのお土産

「生ほうとう」(平井屋)

 山梨といえばほうとう。観光客にとっておなじみのご当地料理でもあるが、ご家庭でもよく食べられている。店員さんのお宅ではいつもこのメーカー。他と比べてコシが違うとのこと。寒い季節は週に1度は食卓にのぼる、お母さんの定番メニューで、カボチャと里芋は必ず入っているそうだ。

 スープはちょっと濃いめの味噌ベースが合うが、好みによって醤油味にしたり、パスタのようにクリームソースで和えても。お休みの日の手軽な昼食に、喜んでもらえるに違いない。