47都道府県の地元密着型スーパーマーケットを訪ね歩き、従業員さんにインタビューをし、味とデザインの両面からおいしいものを探した新刊、『地元スーパーのおいしいもの、旅をしながら見つけてきました。47都道府県!』。
その中から、出張で立ち寄った際に、おいしいのはもちろん、お土産として「自分で移動中に楽しめる」「数があって会社でばらまける」「家に持ち帰って家族を喜ばせる」ものを厳選し、日経ビジネスオンラインでご紹介していきます。
第7回の目的地は、長野です。
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スーパーマーケットの話題になると、ときどき名前が出てくることで気になっていた長野の「ツルヤ」。
「とにかくたくさん買ってしまう」
「誰か行く人がいるならあれを頼みたい」
…といった話が記憶に残り、中軽井沢駅から徒歩で10分ほどの「ツルヤ・軽井沢店」へ行ってみた。
ロードサイドにある大きな店舗の外見は、郊外でよく見るようなスーパーマーケットとあまり変わらない印象。しかし、平日の午後2時ころだというのに、中へ一歩入るとその賑わいに圧倒され、こちらもつい気持ちが高揚してしまう。
今回も「車中(主に新幹線などの車内で、自分で楽しむ)」「会社(いくつか個数が用意でき、大人数に配れそうなもの)」「家庭(家族が喜んでくれそうなもの)」と、目的別に分けて選んでみた。
「車中」のためのお土産

誰もが知っている信州の名産、おやき。個人的には、高速道路での休憩中にちょっと小腹を満たすために食べるようなイメージだった。中身は野沢菜くらいしか思いつかなかったが、栗、茄子、カボチャなど10種類以上がドーンと目の前に積まれると、単なるおやつには見えない迫力がある。早く選ばないと、人気のあるものは目の前からみるみる消えて行く。
気に入ったものを3個ほど買えば立派な食事になる上に、味にそれぞれ個性があるので食べ飽きない。ゴミも少なく、最も電車の車中に適した食品と言えるかもしれない。
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