全都道府県のスーパーで地元民に愛されている食材をルポし『おいしいご当地スーパーマーケット』を刊行したイラストレーターの森井ユカさん。彼女の新著『地元スーパーのおいしいもの、旅をしながら見つけてきました。47都道府県!』をベースに、「出張土産」の視点で、自分も同僚も家族もうれしい一品を県別に提案してもらいます。地場密着型のスーパーの棚から、意外なビジネスのヒントも見えてくるかもしれません。
シリーズ
出張土産はスーパーで買う!

完結
18回
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犬好き社員が悶絶するラブリー土産!
味は小豆、砂糖、抹茶の3種類。特に抹茶のグリーンの色合いが印象的だ。落雁に似ているが、違いは餅米ではなく小豆の粉を使っていること。小さい菓子だが、いくつか食べると意外にお腹が満たされる。
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実はお祭りの街。お土産はあの麺を箱買いだ!
50年の歴史を誇る、兵庫では知らない人はいないカップ麺、「イトメンのチャンポンめん」。そのイトメンの2人前の具が入ったワンタンスープは、モチモチっとした歯応えが印象的。
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「丸のまま」の茨城スタイルをお持ち帰り!
「干し芋は丸のまま」、が茨城スタイル。ねっとりと柔らかく、そしてとっても甘い。皿にあけてレンジでちょっと温めれば、焼き芋に引けを取らない美味さ。そして少量でもしっかり腹にたまる。
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かまぼこを「削る」? 鰹じゃなくて?
愛媛のご当地食品として、数年前にTVで大々的に紹介されてから不動の人気。乾燥させたかまぼこをかなり薄く削ったもので、向こうが透けて見えるくらいだが、弾力のあるしっかりとした歯応えがユニーク。
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唐津くんちの街は海の食文化でいっぱい
唐津の人はみんな知っているご当地惣菜、ぎょろっけ。薄い揚げかまぼこをパン粉でさらに揚げたもので、昭和初期に生まれ、以来ずっと愛されている。温めて食べることが推奨されているが、このままでも十分に美味しい。
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マイ「ベストオブ納豆」を山形土産に!
実は私は、納豆がなければ生きていけないくらいの納豆フリーク。山形にはそんなフリークを喜ばせる、変わりだね納豆がいくつかある。特に酒田の「塩納豆」はルックス、味ともに個性的で群を抜いている。
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名物「鶏ちゃん」で漬物ステーキも楽しむ
久しぶりに訪れてこれだけ雰囲気が変わった場所を他に知らない。とにかく、外国人観光客が多い。ここで「家族へのお土産」に選んだのは、このままフライパンやホットプレートで熱していただく、気軽なおかず。
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穴子タレで味わう握り寿司と、一升瓶ワイン
普通の寿司と何が違うかというと、全ての握り寿司のネタに穴子のタレが塗ってあるのだ。そして基本はサビ抜き。数十年前にオギノが発売し、今やご当地寿司としてすっかり定着している。
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「こんぶ県」ならでは、棚を圧するあの商品
昆布を使った加工食品が非常に目立つ。香川が「うどん県」なら、富山は「こんぶ県」でもいいのではないだろうか。しかし店長さん曰く、最近京都に消費量トップの座を奪われてしまい、ちょっと残念とのことだった。
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東北大陸土産は、でっかいさばの巻き寿司!
伺ったのは「MAIYA・青山店」。MAIYAは三陸の大船渡で創業されたご当地チェーンで、東日本大震災の陸前高田ではいち早く仮店舗で営業再開した頼もしいスーパーだ。
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港町で買う、みりんとゆずが大活躍!の味
目的地は徳島駅から各駅停車で約2時間、人口約5000人の港町である。秋の陽射しの中、枝をわさわさとかき分けて進む一輛の列車に座っていると、思っていたのとは全く違うどこか遠くに連れて行かれるような気もして、妄想が止まらなく…
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他店の店員も買う!と噂の軽井沢のスーパー
スーパーマーケットの話題になると、ときどき名前が出てくることで気になっていた長野の「ツルヤ」。「とにかくたくさん買ってしまう」「誰か行く人がいるならあれを頼みたい」…といった話が囁かれている。
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私論・優れたご当地菓子の3大要素とは
あまりにも広い北海道で、どこを訪ねるのかは重要な問題。今回は、札幌市の中でも社長さんや資産家の方が多く住むという、アッパーなエリアを目指してみることにした。札幌駅から地下鉄で「西28丁目」下車、空が大きく空気も澄んでいる…
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「だんじり」の街の土産は玉葱?ワイン?
玉葱が泉州の特産であることは全国的にはあまり知られていないが、店員さんのおすすめで試してみたこのドレッシング、玉葱の甘味とコクが凝縮された忘れられない味だった。
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自社農園と工場を持つスーパーで買うお土産
鶏やマンゴーなど、昔に比べると宮崎の名産品の知名度は一気にアップしたが、普通の暮らしの食卓に上がるのはどのようなものかを見るには、やはりスーパーマーケットに行くのが一番わかりやすい。
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信長の台所でレアな「赤味噌」をゲット!
津島は、戦国大名、織田信長の財政を支える尾張国の商都だった。そのため、「信長の台所」との異名を持つ。ああ、学生時代は大の苦手であった日本史が、大好きなスーパーの話だと頭に入ってくる。
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逗子駅前スーパーで“あの寿司”を買おう!
漫画「美味しんぼ」の初期にも登場した、葉山の名店のあのお寿司。なんといってもパッケージの水彩画が美しい。お昼時にずらりと並んだ様は、書店の店頭のベストセラー小説のようだ。
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新潟土産といえば笹団子…だけじゃない
全都道府県のスーパーで地元民に愛されている食材をルポしている森井ユカさん。彼女の新著をベースに、「出張土産」の視点で、自分も同僚も家族もうれしい一品を県別に提案してもらいます。意外なビジネスのヒントも見えてくるかもしれま…
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