
一方的にロードマップを策定されても、実際にそれを担う現場の人たちは、何をどうやって実行すれば良いのかが分かりません。彼らはそれまでフルタイムで取り組んでいた既存の仕事を抱えています。それなのに25%ほどの時間を割いて、新たに変革の仕事をしなくてはなりません。
予想できなかった障害に遭遇することもあるでしょう。ロードマップを実行する能力に乏しい場合もあるかもしれません。社員たちは途方に暮れてしまいます。結果、計画は失敗に終わってしまうということになります。
リーダーが自己変革すると、社員の参画意識は4倍に
ある研究によると、リーダー自身が変革に成功すると、「社員の参画意識が4倍になり、株主価値は3年間で35%アップする」という結果が出ています。
つまり、リーダーシップが、大規模な変革の結果に直接影響するということです。優れたリーダーは、変革を成功させるためにとるべき行動とは何かを熟知していますし、社員の参画意識や結果を最大化するために、社員の行動やパフォーマンスに影響を与えるにはどうすればよいかも理解しています。
では、大規模な変革を計画し、実行する上で重要なリーダーの行動とは何でしょうか。
- ・変革にかかわるコミュニケーション。
- ・変革に対する自身の姿勢を明らかにすること。
- ・変革に向けた活動を進めている間、自身のチームをサポートすること。
- ・カギとなる優先項目を達成するためにチームを集中させること。
- ・重要な社員を退職させないこと。
- ・変革の過程で浮上する課題を追跡し解決すること。
これら6つのリーダーシップの行動は、大規模な変革の中で特に重視される必要があります。すべてのリーダー達が各ステップでどうすればうまくいくかを熟知していることが求められます。そのためには、外からのサポートが必要となる場合もあるでしょう。
あなたの会社での大規模な変革プロジェクトは、成功していますか?みなさんは、リーダーとして、今申し上げた6つのコアとなるリーダー行動をどのように効果的に実行できるか、理解いただけましたか?。
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